イマは亡き聖魔王の生前の推薦により、魔界の新組織の頂点に立ったのはリイナだった。オマエの守ったイマの世界を、俺たちはこれからも守り続けていってやるよ。
        
     
        
        
    
    
        
        
            相変わらず変な実験ばかりを繰り返すスパジローは、やがてスパージ・ローレルという名の毒草を創り出していた。
        
     
        
        
    
    
        
        
            傷が癒えたアストは、再びブルームーンを探しにカジノへと赴いていた。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ポストルはどうやら、あのときの口の悪い女性のことを忘れられずにいるようだ。
        
     
        
        
    
    
        
        
            アミラスはイマの世界でも、女たちと一緒に毎日楽しそうに過ごしている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            スピカは魔界の新組織に属しながらも、ひとりの女に付き従っている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ナルキスが優雅な暮らしに戻れたのも、すべての争いが終わったからだった。
        
     
        
        
    
    
        
        
            デオンはリイナの右腕として、魔界のイマのために働き続けている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            魔界の新体制で、最高幹部となったファティマ。彼女はイマも、亡き聖魔王の背中を追いかけ続けている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            沢山の民に見守られながら、統合世界過去最大の盛大な葬儀が行われた。ヴラドほど多くの民に愛された王は、イマの世界には存在していなかった。
        
     
        
        
    
    
        
        
            きっと、イマもどこか遠くで、だいすきなあの子を見守っているだろう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            灼熱風呂か、それともヘレネ本人か、その浴室へは来客があとを絶たない。
        
     
        
        
    
    
        
        
            優しい雨が降るたび、オノノコマチはその体に友を感じることだろう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            3人の頬をなでた優しい風、きっとヨウキヒはひとり足りない幼馴染を感じているだろう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            純白のドレスに包まれたカタリナ。私はきっと、イマの世界で幸せになります。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ドレスに着替えたクレオパトラは、笑顔のふたりを優しく見つめていた。お帰り。そして、結婚おめでとう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            それじゃあ、撮るよ。エリザベートが構えたカメラ。レンズ越しにいたふたりの男。そこには、イマの僕らがいた。
        
     
        
        
    
    
        
        
            いいんだ、仕事なんて来なくなって。サニィはそれでも毎日刀を振るい続けていた。
        
     
        
        
    
    
        
        
            聞いてください、姉さん。レイニィが姉さんと呼んだ相手は、血の繋がらないかつての好敵手。私、好きな人が出来ました。
        
     
        
        
    
    
        
        
            オレがイメージソングを書いてやったぜ、ベイベ。たまごかけご飯のプロモーションソング。いや、いらないから。っつか、お前、歌下手だから。
        
     
        
        
    
    
        
        
            シャイニィが戦いのあとも鍛練を怠らない理由は、散っていった王様たちが守ったイマを守り続けるためだった。
        
     
        
        
    
    
        
        
            結局、自分の意思で天界の新組織から外れることになったクラウディ。勝手に死んだ王様なんて許せないわ。そう、ただの小さな反抗心だった。
        
     
        
        
    
    
        
        
            知らなかったことにしておいてあげる。スノウィが同郷の男のすべてを知りながら、知らないフリを続けたのは、心変わりがあったからだろう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ヒナギクが続けている鍛練。えへへ、このメニューはウチだけのものなんです。
        
     
        
        
    
    
        
        
            引き続き天界の新組織に籍を置いたラスティ。統合世界の全世界との平和を願い続けている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ニミュエは統合世界全土を旅しながら、都合の良い犠牲と呼ばれた妖精たちを探し、新たな道へと導いている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            天界の新組織で最高幹部となったヴィヴィアン。すべては、聖精王たちが守ったイマを、繋いだ手が解けないようにと。
        
     
        
        
    
    
        
        
            再び姿を消したモルガンだが、年に1度だけ、誰かの命日には必ず天界に姿を現すという。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ティターニアはきっと、夫とともに子供たちの成長を優しく見守っているだろう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            妻と愛した女とともに墓で眠るオベロン。その墓を訪れたひとりの男。ありがとう、父さん。抱きしめられた石碑。父が子を抱きしめることは叶わなかった。だが、そこには父を抱きしめる子供がいた。
        
     
        
        
    
    
        
        
            リリンは子供らの成長を見届けると共に、永遠にも続いた命の終わりを迎えた。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ボームは自らがマスコットとなったワンダーパークの、統合世界全土へ進出を検討している。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ワンダーパークに併設された小さな家で、トトはイマも家族仲良く暮らしている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ワンダーパークの草木がいつでも綺麗なのは、きっとカカシが欠かさずに手入れしているからだろう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ワンダーパークで子供たちに大人気のレオン。その体は、きっとキグルミだと勘違いされているだろう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ワンダーパークが長年無事故なのは、きっとブリキが毎日欠かさず点検しているからである。
        
     
        
        
    
    
        
        
            デザインは順調かな。ドロシーが淹れたホットミルク。彼女はイマ、セカンドの暴走を抑え込みながら、ふたつの家族を行き来しながら、幸せに暮らしている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ワンダーパークに併設された家の中、筆を走らせていたオズ。僕を綴ってくれてありがとう。出来上がったパークの新キャラクターは、優しい仮面を被っていた。
        
     
        
        
    
    
        
        
            キャリバンはイマも竜道閣で汗を流しながら、最奥を守っている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            名前の引き継がれた創竜衆に残る選択をしたファブラは、ある男に突っかかられながらも、楽しく毎日を過ごしている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ファブラたちと共に創竜衆に残ったニズルは、イマも竜界の王の頭脳として活躍している。
        
     
        
        
    
    
        
        
            鍛練を怠らないウロアスは、創竜衆を志すものたちの憧れの存在となっている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            引き続き、竜界の新たな王として迎え入れられたヴェルン。だが、俺様は本来ここにいちゃいけない存在なんだ。そう、新たな王が覚悟を決めるまでの間だけ、それがヴェルンの想いだった。
        
     
        
        
    
    
        
        
            創竜衆のリーダーを務めるリヴィア。言うことをきかない仲間たちと共に、なんだかんだ楽しい毎日を送っている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            戦いのあと、みなの前から姿を消したヒスイ。一説によると、神界にいるらしい。俺はお前らの続きを始めるよ。そう、ヒスイはひとり、大好きだった最高の親友たちのために、神界を含めた全世界がひとつになるよう、暗躍していたのだった。
        
     
        
        
    
    
        
        
            カナンが赴いたワンダーパーク。ありがとう、僕のことを想ってくれて。きっと、イマの君なら、みなを正しい道へと導いていけると思います。そう、カナンの背中を押した言葉。こうして、新たな竜王は生まれるのだった。
        
     
        
        
    
    
        
        
            竜界から姿を消したハム。親子の溝が埋まるには、もう少し時間を要するだろう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ノアのその心は、多くの竜界の民の心と、そしてオズの心の中に生き続けるだろう。
        
     
        
                        
    
    
    
        
        
            統神連合会の最高幹部となったダンテは、神界と統合世界のために忙しい毎日を送っている。そんなダンテの唯一の安らぎは、神界の小さな自宅でピアノを奏でているときだろう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            電撃引退をしたフォルテは、いまも隣で流れるピアノに合わせて、鼻歌を口ずさんでいるだろう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            首から上と首から下が180度捩れた姿が統合世界の各地で目撃され、都市伝説として流布しているが、もしかしたら、それはヨハンかもしれない。
        
     
        
        
    
    
        
        
            件の都市伝説、その「捩れ男」の目撃時には、決まって猫でも犬でもある獣が目撃されるという。もしかしたら、それはワトソンかもしれない。
        
     
        
        
    
    
        
        
            世界評議会の解体とともに、六聖人の任を解かれたイージスは、統神連合会の防衛大臣として、平和の維持に務めている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            イマもイージスのすぐ後ろには、大きな鞄を抱えたポタが付いて回っているようだ。
        
     
        
        
    
    
        
        
            あえて常界の新組織の代表の補佐となったジャンヌ。アタシは歴史の裏側に消えなきゃいけない。だから、アタシの分までアンタは頑張りなさいよ。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ジャンヌが表立った行動を出来ないとき、そこにはかならずエジィが存在していた。
        
     
        
        
    
    
        
        
            シオンが竜界へ帰り、神界との確執問題に取り組みだしたのは、きっと姿を消した兄を思ってのことだろう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            シオンの補佐を続けるチャッピーだが、もっぱらシオンの話し相手になっている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            イマの世界の平和のために、神界へと姿を消したニコラス。だが、一年に一度訪れる聖なる夜には必ず姿を現すようだ。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ドロッセルはその任が解かれたが、イマも自らの意志でニコラスに付き従っている。そう、もう監視して報告する必要など、なくなったのだから。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ラウフェイの存在の消滅は観測された。ニコラスの想いの通り、ラウフェイは言葉通りの最期を迎えていた。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ジャンヌの血を分け与えられ、セカンドになることで一命を取り留めたシャルラ。イマも未だすべての現実を受け入れきれずにいるが、ジャンヌはシャルラへの面会を続けている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            マリナは統神連合会の広報局のトップとして、ただひとつの捻じ曲がった真実以外、ありのままの真実を発信し続けている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            パイモンは常界の新組織の代表の側をいつまでも離れなかった。
        
     
        
        
    
    
        
        
            自らの罪を背負ってくれた者のためにも、アリトンなりの罪の背負い方として、常界の新組織で争いのない世界のために日夜奮闘している。
        
     
        
        
    
    
        
        
            天界と常界を行き来しながらも、常界の新組織の代表の補佐を続けているが、相変わらず裏表は激しいようだ。
        
     
        
        
    
    
        
        
            アマイモンは常界の新組織に籍を置いてはいるが、行き場をなくした獣たちのための道を開くべく、自分に出来ることから始めている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            偽り続けることが世界のためと、クロウリーは常界の新組織の代表を務めている。きっと、もう普通の少女に戻ることは出来ないだろう。だが、それこそが自分の罪の償い方だと、クロウリーはその道を自らの足で踏みしめている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            アサナは聖導院で院長を務めていた。温かな日差しが差し込むこの場所で、温かく育ちますように。
        
     
        
        
    
    
        
        
            レオラが再び常界の新組織への参加を決めたのは、離れていてもみなの心はひとつだと信じていたからこそ。そして、彼女の王が愛したイマの世界を守りたかったからだった。
        
     
        
        
    
    
        
        
            レオラと共に、常界の新組織へ戻る選択をしたミレン。すべては、彼女の王の意思を尊重するためだった。
        
     
        
        
    
    
        
        
            戦いを終え、常界で小さな洋食屋を開いたブラウン。予約必須の人気店となっているが、一年に一度、14人が集まる日だけは必ず予約を入れないようにしている。その日だけは、必ず全員が揃う日なのだから。
        
     
        
        
    
    
        
        
            誰にもなにも言わずに姿を消したライル。きっと彼はイマの世界を自由に生きているだろう。もう、彼を縛る鎖は存在しないのだから。
        
     
        
        
    
    
        
        
            誰かに雇われたくはないと、探偵を始めたランの元に届くのは浮気調査の依頼ばかりだった。
        
     
        
        
    
    
        
        
            フェリスは離れていた時間を埋めるよう、天界へ移住し、天界の学校へ通い始めた。
        
     
        
        
    
    
        
        
            常界の新組織へ籍を置く選択をしたロア。毎週金曜日の夜は、どこぞの探偵と飲み歩いているらしい。
        
     
        
        
    
    
        
        
            アスルもまた、常界の新組織へと戻る選択をしていた。すべては、かつて存在した王の騎士として、その名に恥じぬようにと。
        
     
        
        
    
    
        
        
            常界でアパレルブランドのプレスの仕事に就いたヒルダ。彼女のブランドのコレクションでは、稀に長髪の魔物が起用されるらしい。
        
     
        
        
    
    
        
        
            常界の新組織に属することなく、世界を旅しながら回っているオリナ。統合世界の各地で、さまざまな武術を学んでいる。
        
     
        
        
    
    
        
        
            戦いのあと、姿を消したリオ。きっと、統合世界の各地で争いが起きたとき、人知れずに鎮圧されていたとしたら、それはリオのおかげだろう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ローガンは常界の新組織からの勧誘を断りはしたが、自ら民間軍事会社を立ち上げ、イマも新組織と良好な関係を続けている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            世界の敵だったアーサーは処刑された。もし、統合世界を旅するアーサーを見かけたとしたら、それはきっとアーサーではないだろう。そう、アーサーは処刑されたのだから。
        
     
        
        
    
    
        
        
            サンタクローズは親友が守った世界へ、イマも幸せを届け続けている。そして、年に一度の仕事終わり、みんなで集まる日を誰よりも楽しみにしていた。
        
     
        
        
    
    
        
        
            タマはもう、存在しない。そう、存在する必要がなくなったのだから。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ディバインゲートと共に消滅したゼロは、無の存在となりながら、永遠に統合世界を見守っているだろう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            常界の新組織に籍をおきながらも、自由になったギンジは、統合世界を旅しながら、次に自分のすべきことを探していることだろう。何者かになった青年は、何者でもなかった少年のように、次の舞台へ。
        
     
        
        
    
    
        
        
            夜が訪れるたびに、人々が安らげるのは、統合世界に訪れる夜とシャドウがひとつになったおかげだろう。
        
     
        
        
    
    
        
        
            魔界の女王の任を自ら解いたユカリは常界に残り、常界と魔界の橋渡し役を担っている。それが、彼女の選んだイマであり、彼女のための、彼女が生きるイマだった。
        
     
        
        
    
    
        
        
            眩しい朝がみなのもとに訪れるのは、きっとウィルオウィスプがみんなの笑顔を見たいからだろう。ディバインゲートと共に消滅したが、彼女の想いは生き続けている。
        
     
        
        
    
    
        
        
            天界の新組織の代表が決まらず、イマもヒカリは天界の各地を駆け回っている。大変なイマ、だが、それでも彼女は笑顔を絶やさなかった。なぜなら、この先には幸せな未来が待っていると信じていたから。
        
     
        
        
    
    
        
        
            風はときに厳しく、ときに優しい。それはきっと、シルフが生きとし生ける命のためを思ってのことだろう。過ちを犯すことはある。だが、それでも風向きは変えられるのだから。
        
     
        
        
    
    
        
        
            ミドリの居場所は竜界だった。竜界の新組織に籍をおき、天界、魔界、常界、ひいては神界との橋渡しを担っていたミドリ。走り出したら止まらない。そう、彼女はたくさんの追い風を感じているのだから。
        
     
        
        
    
    
        
        
            雨が降ると、退屈な気分になる人もいるだろう。だが、雨が降ると、心が落ち着く人もいるだろう。それは自然への恵みでもあり、心への恵みでもあった。ウンディーネの想いは、みなの心へ。
        
     
        
        
    
    
        
        
            波打ち際、その体を委ねていたアオト。砂浜に記したふたりの名前は、きっとすぐ波にさらわれるだろう。だが、それでよかった。最愛の女性はその心に生き続けるのだから。イマの僕に、なにが出来るのかな。きっと、なんでも出来るよね。
        
     
        
        
    
    
        
        
            夕焼け空が告げる一日の終わり。茜色の景色。どこか懐かしくて、寂しい。だが、悲しい顔をしたら怒られてしまうだろう。きっとそこには、イフリートの想いが存在しているのだから。
        
     
        
        
    
    
        
        
            アカネ、そろそろご飯の時間よ。呼び声に応じて、分厚い参考書を閉じたアカネ。その日常は、イマが守られたからこそ訪れた日常であり、再び父の背中を追いかけ始めたから。なぁ、父さん。みんな。俺は、イマを大切に生きていくよ。
        
     
        
        
    
    
        
        
            イマもまだ、ロキはどこかに存在しているかもしれない―。