なかなか、美味しいんじゃないかな。アツヨシもアツヨシで、こんな暮らしも幸せだな、と思っていた。
常界に建設された炎才記念科学館で、パブロフは聖暦の天才として歴史にその名を残した。
シュレディンガーは蒼のクリスマスのすべての罪をひとりで背負うため、自ら服役する道を選択し、服役しながらも新たな研究に没頭している。
ラプラスは保護観察中ではあるものの、天界で研究者として、イマの世界の発展へと尽くしている。
幸せの白兎研究所の会長として、イマの世界のよりよい幸せのため、カルネアデスは日夜研究に没頭している。
更生が認められ、釈放されたヘンペルを待っていたふたりの女性。幼馴染に見守られながら、二度目の告白は実ったのだった。
幸せの白兎研究所の特別顧問として、統合世界の発展を願い続けている。そして、稀に届く誰かからのメールをいつも楽しみにしていた。
炎才記念科学館で大人気の自律AI音声ガイドサービス。実はその音声やコアチップがシラヌイ:ホムラのものだとは知られていない。
シュレディンガーが研究を引き受けるための条件。2体の自律型ドライバのコアチップを用意してもらうこと。そのひとつが、サミダレ:マブイのものだった。
ラプラスの手により、マイカゼのコアチップが再利用された警備用自律功夫型ドライバ・開発コードSが開発中である。
幸せの白兎研究所が用意した自動点検用AI、そのAIにつけられた名前はライコウだった。
不夜城に取り入れられた防衛プログラムの名前には、ムラクモの名前が宛がわれていた。
特別顧問となったメビウスは、アワユキという名の小さな自律助手型ドライバを連れていた。
自身が得た強大過ぎる力が次の争いの種にならぬよう、そのすべての戦いの記憶はレポートという形で残すこと以外は、レプリカ本人の希望により消去され、イマはメビウスのすぐ側で安らかに暮らしている。
イマも青年の胸には、ヨウコウがつけていた首飾りが輝いている。
ルリの墓を訪れたふたりの男性。ふたりとも、自ら起した悲劇の夜を忘れぬよう、墓の前で誓いをたてていた。
トキワは自由気ままに暮らしたいと口ではいいつつも、イマも忙しい男性のサポートに毎日明け暮れている。
助手を卒業したコガネは、失敗作と呼ばれるセカンドたちの救済への研究に日夜没頭している。
キョウの墓は、イマもクロッカスの花が綺麗に咲き誇っている。
聖夜街に住居を構えたナマリは、雪降るなか、イマも静かに暮らしている。
元気を取り戻したアメリカーナ。竜界の新体制でも、ムードメイカーを努めていることだろう。
インダストラは、イマもイロトリドリの可愛い花を眠り続ける特務竜たちのもとへ届け続けている。
アンデルスが訪れた常界の平和記念公園には、追い風だけが吹いていた。
コウガニアは自分の体に残された傷を見つめながらも、その傷こそがみんなの守ったイマの世界だと、少し嬉しそうな顔をして
いた。
未だ、すべての夜が明けたわけではない。だからこそ、エジプトラは残された夜のために、イマも大忙しだ。
竜界の新体制で活動を再開したメソポティアは信じていた。きっと、自分たちの主だった竜王は後悔していないと。
イマも集中治療室で眠るデラトは、いつか再び目覚めることを願っている。
集中治療を終え、目を覚ましたアングは、未だ目を覚まさない特務竜たちの小さな希望となっていた。
最期まで楽しそうだったジョーイは、その人生に後悔を残すことはなかった。
ラブーもまた、未だ目を覚ますことはないが、役目を終え、安心した表情で眠り続けている。
サッドは目を覚ますと泣いていた。そう、それは哀しいからではなく、束縛から解放された安堵の涙だった。
その小さな体に繋がれた管。だが、それでもヘートを思い、治療を続ける者たちは存在していた。
その役目を終えたサクラダは、竜界と常界を繋ぐ橋渡しにイマも忙しい。
アルカラが就いた新たな役目は、各世界で獣たちが生きやすくなるように、居場所を作ることだった。
竜界の新たな統治体制で、ホルステンはイマの統合世界のために聖なる扉に関する記述をまとめていた。
役目を終えたハールレムはイマ、竜界と魔界の橋渡しを担っていた。
すべての戦いが終わったとき、ラティーナは長きにわたる活動を停止したが、みなから安らぎの祝福がおくられた。
竜界と天界の外交を担うラショウだが、あまり妖精にみえないのが本人のイマ一番の悩みである。
綴られた存在であるマクベスの結末は、結末よりも前に訪れていた。
イマもまだ、統合世界でオセロの名前を耳にすることがあるが、それは原典のオセロであろう。
すべての記憶が消され、普通の少女として常界で暮らしているシェイクスピア。それはきっと、あの悪戯な神様からの最後の優しさだろう。
イマもどこかで生き続けているジュリエットは、永遠の幸せを手に入れていた。
訪れた結末に、満足は出来ないものの、ハムレットはその綴られた運命に幕を下ろしていた。
イマもどこかで生き続けているロメオは、永遠の幸せを手に入れていた。
セイカシャイリウムは、イマもまだ散っていった命へ聖歌を歌い続けている。
フラワダクリウムは、なにかと聖精王の眠る墓の近くでよく目撃されるという。
イマの世界で育まれる愛のため、シンプムムリウムはその証人となり続けている。
パンドラはイマもひとり、エピメテウスを想い続けている。
エピメテウスはイマもひとり、パンドラを見守り続けている。
キリの描く御朱印が可愛いと、キリの庭園は極東国の隠れスポットになっている。
庭園の手入れのかたわら、情報収集に余念のないフジは、フジ砲という名の武器を手に、日夜スキャンダルを追いかけている。
ウメの庭園の緑は素晴らしいと、各世界からの観光客が絶えないという。
なぜかススキの庭園は話題となり、出家希望者があとを断たないという。
毎年秋になると、その夜長を楽しもうとヤナギの庭園に沢山の人が訪れていた。
マツはイマも悲劇を塗りつぶすことは出来るが、人はその苦難を乗り越えられると、手を貸すことはなかった。
名前が引き継がれた創竜衆の公開演習、フルトはその演習を祝うためにフルートを響かせていた。
新体制の竜界を祝う日のために、スネアはいつになく練習に精を出していた。
散っていった竜たちを弔うため、トランペは鎮魂歌を奏でていた。
イマも眠り続ける特務竜たちの病室を訪れては、サクスは自分の意志で希望を奏でていた。
グロックはイマも楽しげにグロッケンを叩いている。そう、もう争う必要はないのだから、思う存分に音を楽しもうと。
攻撃機能が排除されたトラングルは、イマ天界でラプラスの研究に協力している。
新体制となった魔界で諜報員として所属しているサフェスだが、たいした仕事も発生せず、イマの世界で退屈をもてあましている。
トラングル同様、攻撃機能が排除されたトラピゾイドもまた、天界でラプラスに協力していた。
常界の礼拝堂で目撃されたのは、笑顔を取り戻したサインの姿だった。
サトスはイマもずっと、クロッカスの花を添え続けている。
その後の行方は明らかになっていないが、一説によると、野良猫たちと共にのんびり暮らしているらしい。
もし、嫉妬に狂ったとき、それはイマだからこそ、ゼロフィリアがこっそり悪戯しているせいかもしれない。
なぜか過激に汚れが落ちるマイソフォビアという名前の洗剤が販売されているが、神様の小遣い稼ぎかもしれない。
若い女子を中心に、物忘れが激しくなる症状が報告されるが、その犯人はきっとアムネジアだろう。
不眠者を想い、インソムニアは添い寝を始めるも、その姿を見た者は驚いてしまい、余計に不眠に陥ってしまうという。
イマの世界では、もちろん憂鬱になることはある。そんな憂鬱に悩む姿をみて、メランコリアは少しだけ背中を押してあげたいのを我慢するのに大変なようだ。
イマだからこそ、見れる夢。だが、もしかしたらその夢はパラノイアの悪戯によるものかもしれない。
♯include int main()
{
std::cout
<< ”Good-bye,kine world!” <<
std::endl;
}
♯include int main()
{
std::cout
<< ”See you again,sake world!” <<
std::endl;
}
♯include int main()
{
std::cout
<< ”Take away the pain,susuki world!” <<
std::endl;
}
マクスウェルはあえてイザヨイに心を再び与えることなく、大切に側においていた。
ほら、コスモリウムを見てごらん。そこに宇宙を感じるだろう。
長年の研究の果てに、ササポックルンの正体は、七夕で浮かれたカゼポックルンだということが判明した。
争いの悲しみを忘れぬようにと、イマもベガは各地で復興コンサートを続けている。合言葉はギャラクタシー。
ベガと共に復興コンサートを続けるかたわら、密かに新ユニットのプロデュースを企てていた。
ベガたちのマネージメント業を継続しつつも、歌による世界平和を訴えるプロジェクトを計画している。
常界の新組織に組み込まれたショクミョウは、イマも熱い魂を忘れずにいる。
ロジンの優しさは、イマも最高の現世を生き続けている。
風の宅急便が繁盛したせいで、今度はすきやき屋をはじめたが、結局たまごかけご飯専門店に落ち着いた。もちろん、あのふたりは頻繁に通っている。
カルネアデスの手伝う傍ら、行き場をなくした教団員たちが社会に復帰出来るようにと、支援団体を立ち上げた。
テンゲンはイマもまだ竜界の刑務所に服役しているが、改心の気配はないという。
執行猶予つきで釈放されたタシンは、歴史の整理をするため、見張りつきで千年書庫にこもりっきりでいる。
炎才記念科学館の緊急対応AIには、カゲロウのコアチップが使用されていた。
クランチはイマの世界を退屈に思っているが、それでもまんざらでもない笑顔を浮かべていた。
コーラスはクロノスと共に、神界の建て直しに奮闘している。
神界と竜界の橋渡しに、フランジャはイマも小言を挟み続けている。
身分を偽り、常界でモデル業を始めたフェイザだが、クロノスにバレて進退を悩んでいる。
クランチと共に、イマなりの楽しみ方で毎日楽しく暮らしている。
少しおっちょこちょいだが、誰よりも真面目なディレイもまた、クロノスとともに神界の建て直しに奮闘している。
クロノスが飼い始めたグリフォンには、グリュプスという名前がつけられていた。
統合世界を見守りながらも、神界の復興と平和を願い、日夜奮闘している。
レディは常界の新組織から声がかかったものの、自らの正義を貫くために、流浪の旅を続けている。
魔界の新組織で、参謀として世界の発展の為に汗水流しているが、声が小さい。