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残されたのは扉の君、グライフ、そして、ダンテとフォルテだった。聞かせてもらおうか、なぜ裏切ったかを。それはダンテからグライフへの問い。そして、グライフは答える。どうして俺がセカンドとして完成したか。俺には完全な神格が与えられた。
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グライフの目じりに浮かんでいたのは、勝者である神々の力。そうか、どうやら俺が見誤っていたようだな。そう、グライフはダンテに従いながらも、神々の意思に支配されていたのだった。だとしたら、俺がここで貴様を始末しなければなるまい。
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いいや、それは違う。新たに響いた声。アイツを討つのはオレだ。そう、更に現れたのはすでにその半身が蝕まれていたグリュプスだった。出来損ないが、死に場所を求めてやってきたか。こうしてまた、異なる因果も結末への道を辿り始めるのだった。
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グライフと対峙したグリュプス。そして、無数の憎悪を取り込んだ扉の君と対峙したダンテとフォルテ。そして、フォルテは言う。なぁ、やっぱり最後に教えてくんないかな。無言のままのダンテ。俺さ、やっぱり知っておきたいんだ。アンタのこと。
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アンタがいままで、なにを見てきたのか。なにを考えていたのか。どんな想いだったのか。それを俺に教えてくれよ。フォルテは純粋だった。そして、ダンテは答える。無事に生き残れたら教えてやろう。あぁ、男の約束だ。こうして戦いの幕は上がる。