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その大口、いつまで叩けるかな。マダナイの研がれた爪が狙う首。余計な仕事を増やさないでくれ。スフィアが奪った手足の自由。食べちゃっていいよ。手綱を離したシャルラ。さぁ、我々は進みましょう。ロプトはロキの進むべき道を示すのだった。
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さすがの竜神も、これだけの数が相手じゃ惨めなものだね。だが、それでも立ち上がるヒスイ。だから、誰も邪魔するんじゃねぇって。なに言ってるんだい、邪魔をしているのは君じゃないか。そうだよ、これも世界の決定のひとつなんだから。
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誰が世界を決めるのか、それは個の意志であり、また全の意志である。どうせ掌の上なんだから。明日を創るのは、いつだって神様なの。ロキが踏みにじるヒスイの心。だから、君は退場してよ。それじゃ、オヤスミ。だったら、ワシも眠らせてくれよ。
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ったく、ワシの寝室の隣でドンパチせんでくれ。そこに現れたのはイッテツだった。いいんだよ、わざわざ起きてこなくて。こんな状況で誰が寝れんだよ、ボケが。イッテツが引き抜いた刀。目を見りゃわかる、ワシが斬るべき敵は、おぬしらの方だな。