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扉が開かれたことにより、常界<テラスティア>に現れた7つの宝石塔。それは天界<セレスティア>へと繋ぐ架け橋。その最初のフロアを守護するのは魔界<ヘリスティア>の彷徨える狐火。統合された世界にはもう、種族の垣根に意味はなかった。
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赤く輝く柘榴塔ガーネットの第二階層でばったりと遭遇したのは、天界<セレスティア>への帰り道の燃える乙女。天高くそびえる塔に慣れることもなく、ついうっかり迷子に。今もなお、冷めることのない恋心が彼女に燃える炎の力を与える。
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明りの消えた塔の片隅、27本の燃え上がる炎、それは群れた火狐。予期せぬ侵入者に柘榴塔の警戒レベルは3へ。解き放たれた獣、振られた尻尾は獲物と出会えた喜びの表れ。狩猟本能に火をつけて、思うがままに繰り広げられるのは狩りの時間。
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予期せぬ侵入者を前に、プロテクトが解除され、その姿を現したのは秘密裏に開発されていた大型の自立型ドライバ。見せつけられるのは第五世代の圧倒的破壊力。その動きを停止しない限り、塔の最上階へと上る道が開かれることはない。
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辿り着いた最上階、フロアに敷き詰められた赤く輝くガーネット。燃えるようなその赤さと呼応し、最上階の炎竜は目を覚ました。噛み砕かれ、食い散らかされる宝石、天界<セレスティア>へ繋がる道を遮るのは、進化を遂げた1匹のドラゴンだった。