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リオの前、立ち塞がったミレン。やっぱり私とあなたは、同じ道を歩むことは出来ないみたいね。無言で太ももの小刀に手を伸ばすリオ。さぁ、最後の戦いを始めましょう。この戦いは彼の為であり、彼の為じゃない。そうよ、彼を想う私たちの為に。
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リオが周囲へと投げた小刀、そして展開された亜空間フィールド。そして生まれたいくつもの人影。そのすべてがリオの姿へと変わる。そして複数のリオは一斉にミレンへと襲い掛かる。私を誰だと思ってるの。あなたの戦い方は、すべて把握してるわ。
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でも、腕をあげたわね。そこに存在していた無数のリオ。削られるミレンの体力。次で最後にしましょう。あえて受けた一撃。見つけたわ、本当のあなたを。一撃を受けていたのはリオも同じだった。どうして、わかったの。副官として、当然じゃない。