特務機関ナイツ・オブ・ラウンドの絶対的ボス、コードネーム・アーサー。最強と名高き銃剣型ドライバ【エクスカリバー】を担ぎ、絶対王制の名の元に決め込んだ高みの見物、遥か彼方に浮かぶ理想郷<アヴァロン>で浮かべた笑み。届いた推薦状、表明した参加の意、それは世界評議会が隠した鍵を暴く為に。
始まった黄昏の審判、約束された未来、統合の先にある融合、全ては自分の為にあったんだ、男は自らが聖王だと声高らかに名乗りを上げた。左手には見つけた鍵を、右手には【エクスカリバー:リボルブ】を、寄り添う12の聖なる銃と共に、開かれた扉のその先へ。聖王アーサーとして、聖暦の王の責務を果たす為に。
YO! YO! マイネーム イズ メガメガメガメガ メガヒノポックルン! メガなホノオにダカレテネムレ! YO! YO! マイネーム イズ メガメガメガメガ メガヒノポックルン! ホノオにダカレテネムリヤガレ! ポクラッチョ! (リリック・ザ・メガポックル フレイムチューンより抜粋)
YO! YO! マイネーム イズ メガメガメガメガ メガミズポックルン! メガなミズにダカレテネムレ! YO! YO! マイネーム イズ メガメガメガメガ メガミズポックルン! ミズにダカレテネムリヤガレ! ポクラッチョ! (リリック・ザ・メガポックル アクアチューンより抜粋)
YO! YO! マイネーム イズ メガメガメガメガ メガカゼポックルン! メガなカゼにダカレテネムレ! YO! YO! マイネーム イズ メガメガメガメガ メガカゼポックルン! カゼにダカレテネムリヤガレ! ポクラッチョ! (リリック・ザ・メガポックル ウィンドチューンより抜粋)
YO! YO! マイネーム イズ メガメガメガメガ メガピカポックルン! メガなヒカリにダカレテネンネ! YO! YO! マイネーム イズ メガメガメガメガ メガピカポックルン! ヒカリにダカレテオヤスミナサイ! ポクラッチョ! (リリック・ザ・メガポックル ライトチューンより抜粋)
何でみな争うのかしら。オリエンスは疑問を抱いていた。魔界も天界も、仲良くすれば良いのに。妖精である彼女は優しさや厳しさの風に吹かれ育った。四人の風の妖精達はいつも一緒だった。ねぇ、あなたはどう思うの。語りかけたのは共に育った一人の天才。よく言うわね。視線の先、そこに囚われのある家族がいた。
そいつらを返してもらう。教団本部、単身で乗り込んだのは永久竜。満面の笑みを浮かべる東魔王オリエンス。コイツらにもう用はないの。乱暴に解放される四体。喋れないコイツらは、永遠にあの日のお父さんを待つのね、けひひ。怒りを隠せない永久竜、一触即発の状況を制止したのは世界評議会を抜けた風才だった。
ふぁあ、よく寝た。解放されてしまったオベロン。彼は綴られた存在でありながら、神になるという禁忌を犯した妖精であり、そして世界を敵に回した。おはよう、元気だったかい。目覚めた彼の前、一人の仮面の男は現れた。今ね、世界がとても、大変なんだよ。そして返す答え。世界なんざ、生まれた時から俺の敵だ。
久しぶりの再会に嫌悪を示す堕精王オベロン。目障りだ、消えてくれ。それは仮面の男に連れられたもう一人の男に向けられた言葉。綴られた存在に子供が存在していたとしたら、その子供に前世が存在しないということは、ごく当たり前の事実だった。悪いが、俺は好きにやらせてもらう。開いた掌に咲いた花は散った。
その薄い唇で何度儚げな言葉を囁いただろうか。何度儚げな夢を浮かべただろうか。何度儚げな希望を紡いだだろうか。そしてその薄い唇で、何度儚げな言葉を塞いだだろうか。何度儚げな夢を壊しただろうか。何度儚げな希望を壊しただろうか。
じっとしてなきゃ、めっ、だよ。二人の間には特別な時間が流れていた。よく頑張りました。膝の上で語られる教団本部崩壊の一部始終。こんなにお話してくれるだなんて、昔と逆転しちゃったみたいだね。膝の上、そこには少し照れたライルがいた。