聖夜街の外れ、雪降り積もる世界。沢山の人が見守る中、処刑台へと上ったひとりの男。愛する世界のため、世界の敵となることを選んだ男、コードネーム・アーサー。俺がすべての責務を果たそう。そして消えよう、聖なる扉の最後の欠片として―。
BOSS: 聖神アーサー
「さぁ、責務を果たそうか」
「どうしたんだ?」
「早く俺を、討つがいい」
「これで、すべてが終わるんだ」
「聖暦という時代に、幕を下ろそう」
「これは終わりではない」
「そうさ、始まりなのだから」
「さぁ、早く」
「……ありがとう」
「だからこそ、幕を下ろそうか」
「すべての出会いに……」
「……ありがとう、さよなら」