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私は勝負に負けるのが嫌いなの。投げられたサイが示した数は6。グッドラック。コスモの杵に宿る最大の力。戦う相手が悪かったね。サルバドールが上書いた未来の数は1。だったら、これでどうかしら。コスモは無数のサイをばら撒いたのだった。
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あなたは、私の相手をするです。パブロが構えた筆。だが、すでに泣き出しそうなコガネ。さぁ、行くです。逃げるコガネ。待つです。それでも逃げ続けるコガネ。うーぅ、私は戦いとか苦手なんですよお。迫り来る脅威に、涙を流すしかなかった。
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さぁ、これで終わるです。パブロが描いた未来に、コガネの逃げる道はなかった。だが、それでもコガネは満足そうな笑顔を浮かべた。所長、私は最後まで頑張れましたよ。そう、コガネは逃げながらも、最後の起動装置の設置を完了させていた。
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都合のいい犠牲を、安売りしないでくれるかな。戦場に舞い降りたラプラス。どうして、君までここに。サフェスに生まれた疑問。どっかの誰かさんが、誰かの為に頑張ってるみたいだからさ。幼き日の友が動かしたのは聖戦の行く末だけではなかった。
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早く私に掴まって。ラプラスが手を差し伸べたのは、かつて聖暦の天才と称えられたふたり。だが、そんな簡単に戦線離脱が許されるはずはない。画伯が描く未来、前へ進めば後ろへ進む。なによ、これ。そんな三人の真上に、自律の機体が現れる。