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私たちふたりを、ひとりで相手するっていうの。シュレディンガーを守りながら戦うサフェスへと襲い掛かるフィンセント。私はあなた達を許しはしない。その言葉には魔界軍を率いるオベロンも含まれていた。私は、彼のせいで都合の良い犠牲に。
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防戦一方、ただ耐えることしか出来ないサフェス。そろそろ、あなたには犠牲になってもらいます。フィンセントが突きつける銃口。っていうか、都合の良い犠牲って、そんなに安いもんじゃないわよ。銃口を塞ぎに、偽りの翼は舞い降りたのだった。
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あら、私の相手は裏切り者かしら。カルネアデスのとある装置の設置作業を静止したクロード。私達の彩りを、邪魔してくれたら困るのよね。それは聖暦の画伯が描く未来。あと少しなの。だから、あと少しの間だけ、大人しくしていてもらえるかしら。
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もちろん知ってるよ、あなた達の狙いがなにか。笑顔の消えたカルネアデス。この混乱に乗じて、アレを解放するんでしょ。ええ、だから諦めなさい。やーだぴょん。笑顔に戻ったカルネアデス。それは遙か彼方のビヨンドの笑顔を見つけたからだった。
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私が欲しいのは富だ。さぁ、互いのすべてを賭けた戦を興じようではないか。髭を撫でたサルバドール。私と賭け事なんて、いい趣味じゃない。カードを開いたコスモ。どうせ、未来は決まっている。互いにベットしたのは、自分が勝利する未来だった。