少年はひとりだった。小さな部屋、与えられた「世界」の地図。少女もまたひとりだった。小さな部屋、与えられた「教祖」の肩書き。そして、歩く道は違えど、同じ場所に立ったふたり。ならば、このまま少女が歩き続けるのだとしたら、その結末は。
BOSS: 【追想】クロウリー
「私は誰なんだろうか」
【ビラファイ】
「感謝すべきだろうか」
【ゲイズ】
「それとも、蔑むべきだろうか」
「答えなど、ないのだろうか」
「いまここにいる」
「それだけが……」
「……私に与えられた真実」
「否定しても、なにも生まれない」
【ディフェクトワールド】
「ならば、私は私でいい」
【ビリトル】
「偽ることが……」
「……私なのだから」
「完全なる世界を求めて……」
【コンプリートワールド】