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もう少しだけ、夢を魅せてあげようか。そして、再び聖門学園への扉は開かれた。さぁ、好きなだけ酔いしれてくれて構わないよ。汚れた校舎、昼休みの購買、放課後の校庭。そこには、誰もが恋した、いつかの暖かな毎日が存在していたのだった。
BOSS: 【聖学】ミドリ
「よーい、どんっ!」
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力を合わせなかった文化祭、汗水流さなかった体育祭、適当すぎる授業、そんな毎日が愛おしい。それは、その全てを失ったからこそ、抱く感情。だからこそ、いまだけは、泥にまみれた永遠の青い春を求めて。嫌いだった世界へ、世界で一番の恋を。
BOSS: 【聖学】ヒカリ
「一緒にお菓子食べよっ」
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僕達はいつか、大人になる。きっと、辛い毎日が巡ってくる。だから、思い出に溺れたっていいじゃないか。そんな、溺れられるくらいの思い出を作ろうよ。そして、聖門学園の生徒が一丸となり【一部除く】、とあるイベントが企画されたのだった。
BOSS: 【聖学】ユカリ
「……なにか用かしら?」