-
聖なる扉<ディバインゲート>の真実を追い求める最中、流れ着いたのは7つの惑星を模したプラネタラウンジのひとつ、ラウンジ:マーズ。ちょっと一休みのつもりが襲いかかる無限の炎。小さな炎であれ、数を増せば、それは脅威へと変わる。
-
ラウンジの片隅、遊んでいたのは火遊び妖精。そんな火遊びを加速させるのは、吹きすさぶ風。小さな風は、ただの火遊びを燃え上がらせた。火と風が揃った時、ただの遊びは事故へと変わる。ラウンジでの休息は、まだ訪れることはなかった。
-
マーズラウンジに配備されていた第四世代の自立型ドライバが動き出した。それは予期せぬ来訪者を撃退する為に。このラウンジは一体誰の為に、何の為に用意された安らげる場所なのか、その答えを知るのが先か、それとも朽ち果てるのが先か。
-
遂に訪れた癒しの時間、それは恋に燃える乙女と、寄り添った風の乙女との一時。妖精と一緒に一休み、と思いきや、突如襲いかかってくる炎と風。休息を求めるには、彷徨い辿り着いた、このラウンジ:マーズを抜け出す他なさそうだった。
-
ラウンジ:マーズの最後に待ち受けていたのは、名前に釣られて訪れた真っ赤な燃える処刑人。自らの休息を邪魔する者に対して、炎の剣の名の元に、終わることのない炎を。それは、自らが炎刑者への道を進む為にも、必要な悪意だった。