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7色の輝きを魅せる極光塔オーロラの第一階層、そこは獣達の隠れ家。襲いかかるのは群れた獣。魔界<ヘリスティア>の炎の狐、氷の狼、風の猪、三者三様のいで立ちで、最期の宝石塔への予期せぬ侵入者を、最上階へと昇らせまいと一掃していた。
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第二階層でちょっと一息、極光塔の女子会は乙女達の談議の場。乙女が顔を寄せ合って話すことと言えば、今も昔も噂話。花を咲かせたのは、誰かと誰かが付き合ってるとか、誰が誰を好きとか。人間も精霊も、乙女心は大して変わらないものだった。
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警戒レベル3の警報が聞こえた時、もはや聞き慣れてしまったプロテクトの解除音が聞こえた。そう、再び現れたのは光の大型自立型ドライバ、第五世代の天昇る機竜。予期せぬ敵の出現に、宝石塔の警戒態勢が予測出来ないものへと変わった。
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警戒レベル4、真っ先に聞こえてきたのはプロテクトの解除音。光の天昇る機竜に続き、現れたのは闇の空翔る機竜。闇の力を蓄えたその機械の身体は、自らの意志で予期せぬ侵入者へと、終わりを、永遠に続く闇を与えようとしていた。
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警戒レベル5、9回目のプロテクトの解除音。地走る機竜の出現はもはや予測の範疇となっていた。7つ連なっていた宝石塔の最期、目にも止まらぬ速さで繰り広げられる攻防、加速したその先に、天界<セレスティア>への道が待っている。