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連なる区画、家々が連続した広大な無都、インファタリアの片隅に1匹の無の悪魔が現れた。何もなかったはずの空間から、何事もなく現れた悪魔には悪意もなく、その存在に害はなかった。だけど、そんな無の象徴は存在してはいけない存在だった。
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無都を繰り返し巡廻する1体の自立型ドライバ、その巡廻の意味とは。普段は人間に危害を加えることのない機体が見せた攻撃姿勢。それは開かれた扉により統合した世界を元に戻す為、聖なる出口<ディバインゲート>を目指した者にだけ向けられた。
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どこからともなく現れた銀の幼竜により繰り返し破壊される無都。それは何もかもを無に帰すかのような破壊活動。その無の力には意味もなく、そして意味がないからこそ、弱点も存在しなかった。全てが無に帰すまでに、自分の力だけを信じて。