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ケットバス王国の城内。姫君がスイーツ片手に紅茶を楽しむ頃。舞い込んできた1通の紙飛行機が姫に知らせたのは、幻のスイーツの噂。その味を想像するだけで緩む口元。飲みかけの紅茶もそのままに、姫は不思議な扉への出発準備を始めた。
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紙飛行機に記された地へと向かった姫と兵士達。辿り着いたのは古ぼけた扉。気味が悪いと怖がる兵士達を尻目に、足どり軽く扉の奥へと進んでいく姫。顔を見合わせ、意を決した兵士達。彼等も又、主を追って駆け足で扉の奥へと飛び込んでいった。
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扉の中に飛び込んだ姫は、辺りに広がる甘い香りに心を躍らせる。きっとここに幻のスイーツが、そう姫は確信した。いくらモンスター達が行く手を阻もうとも、お気に入りのヒールを履いた姫は、兵士達を豪快に蹴り飛ばし、奥へと進んでいく。