みんな、ありがぴょん。再び散る聖暦の天才達。聖戦の裏側で行われた戦い。阻止することの出来たディバインゲートの解放。これでしばらくは安心だぴょん。そう、しばらくの間だけ。天才達は気づいていた。すべて、時間稼ぎにしかならないことを。
コガネは毛布を取り出すと、机に突っ伏したまま寝息を立てるカルネアデスの肩にそっとかけた。いまだけは、すべてを忘れて休んでください。来るべき日の為に、私ももっと頑張ります。だから、所長ひとりですべてを背負いすぎないでくださいね。
なにをしに来た。不動間を訪れたのはサニィ。お稽古をつけてもらおうかと思いまして。帰れ、ワシは寝る。しばらく食い下がるも、大人しく部屋を出て行ったサニィ。そして、ひとりになったイッテツは隠していた鉄アレイを探し始めたのだった。