新たな活動の為の資金が必要だ。その言葉を受けた北従者は、Tシャツをデザインした。ヘアメイクは私に任せて。東従者のセンスが光る。どの角度が美しいか、それは私が一番知っている。南従者が持ち出したカメラ。僕、興味ないから。ただ傍観する西従者。そして、カリスマモデル・クロウリーは完成したのだった。
もっとこっちを向いて下さい。こうか。あぁ、素敵です、今度は少し見下すように。こ、こうかな。うーん、メイクもばっちりね。慣れないものだな。Tシャツだって、似合ってるぜ。そ、そうか。……。なにか言え。そんな、平和で幸せな時間だった。