光魔将が過ごしたのは旧友との時間。君も戦争へ参加するのですか。そして旧友の答え。俺は、ハニーの為に生きると誓ったのさ。それは友情より愛情を選んだ結果。ならば君を殺めなければなりません。だが、彼は旧友に逃げる時間を与えたのだった。
その場に、女王のお友達も二人いたみたいですね。ファティマは隠すことなく、ありのままの報告をした。それとも、もう友達じゃないのでしょうか。そんな問いに、ユカリは顔色一つ変えることなく答える。あなたには、なにも関係のない話でしょう。
神々が暮らすという神界。だが、神とはいったいどのような意味を持つ存在なのだろうか。幾度と繰り返されてきた歴史、その歴史が始まるとき、必ず神々が存在していた。それは聖暦という時代も例外ではなかった。そして、創炎神スルトは新しい時代へと跪く。そう、新しい時代を始めんとする聖神へと跪くのだった。
様々な来客に、様々な笑顔。そこには喜びが満ちていた。これは今夜限りの魔法なのです。シオンは終わらない魔法に胸を躍らせていた。これが現実かどうか、そんなことはいまは忘れましょう。だから、今日が終わるまでは、思う存分楽しみましょう。