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「ディバゲ攻略DB」で掲載していた攻略ニュースのアーカイブです。

2015/01/16

【数字順まとめ】ロード・トゥ・ドラゴン ディバゲコラボユニットストーリーまとめ

20150115-road-to-dragons

ロードラでもディバゲユニットにはストーリーが付いている!
ということで頑張ってそれをまとめようというページです。

「Aのパネル」11のルール

・二つの次元が交差した時、「Aのパネル」を巡る争いが始まる
・いずれかの王が「Aのパネル」を手にした時、戦いは終わる
・参加者は王の為に尽くさねばならない
・24時間以内に決着がつかなかった場合、全員が敗者となる
・敗者には未来永劫の虚無が与えられる
・「Aのパネル」は意思を持つ
・「Aのパネル」には、世界の答えが記されている
・「Aのパネル」は過去と未来を改変する力を与える
・「観測者」の目を欺くことは出来ない
・「特異点」たる存在が一名のみ存在する
・特定の条件を満たした者は、いずれの次元とも異なる場所へ追放される

※出典元はこのページの下部を参照

悪戯王ロキ

カチカチと音を立て、目まぐるしく動き回る長針と短針。物事が、時間通りに進むなんて、そんなの面白くないよね。ロキは天高く浮かぶ時計に腰をかけていた。僕は世界の答えなんて要らない。だから、代わりにこの争いを最後まで見届けさせてもらおうかな。そして彼は、その世界に偽りの答えを散りばめたのだった。
【ロードラ/悪戯王ロキ】

→このプロフィールから、ストーリーに散りばめられた時刻は偽りであるという予想を立てることができます。

ストーリー内の時刻(=偽りの答え?)順

ストーリー内に登場する時刻の順に、プロフィールを並べました。

どこか遠くで鐘が鳴る。その世界へと導かれたキコリは、そこへ至った瞬間に己の役目を理解した。それは事象の観測者。人の言葉を持たぬキコリだからこそ与えられたその役目、或いは二つの公平さを、世界が望んだ結果でもあった。00:01、鐘は鳴り終わり、暗き月夜に満ちたのは静寂。戦いの幕が今、上がった。
【ディバゲ/[森王]キコリ】

クトゥールは他者の魂を喰らう事を生き甲斐とし、その純度が高いほど彼女の腹は満ちる。正面三方見渡す限り、瓦礫と砂に覆われた地平。しかし確かにその世界には幾つかの純なる魂が存在していた。時刻が丁度1:00を回る。眼前に立つ、最初の晩餐に相応しき蒼き少女へと悪食王は猫のような微笑みを向けた。
【ディバゲ/[悪食王]クトゥール】

少女の視線が空へと向く。天高く浮かぶ時計の針が指し示す時刻は1:02であった。今ならばまだ、間に合う。ヴィヴィアンは眼前に佇む悪食王に対し、手にした大剣を構える。ここで私が、食い止めることが出来れば。背に在る四枚の羽が水を纏う。そして彼女は、今、目の前で猫のような笑みを浮かべるその相手に対し、決死の覚悟で立ち向かうのだった。
【ロードラ/ヴィヴィアン】

だが待て。と視線を上げ、処刑王クロノは制止の一声を掛ける。しかし堕精王は全く興味も示さずにその場を後にしようとしていた。「Aのパネル」を巡る戦いに邪魔は許されない。2:52、残り僅かな時間とて、彼は男を此処で止めねばならなかった。堕精王の介入、それは八方全ての手立てが塞がるに等しかった。
【ディバゲ/[処刑王]クロノ】

まったく妙な争いに巻き込まれたものだ。オベロンが口にした争いとは、世界の答えが記された「Aのパネル」を巡る争い。面倒くさいのはごめんだね。3:10、彼は気怠そうに目をつむる。万年五月病の彼には、世界が行き着く末の答えなど、微塵も必要なかったのだ。
【ロードラ/オベロン】

あなたから、神の気配を感じます。4:14、ヤシロが対峙していたのは、滲み出る怒りを露にした饗王であった。あなたは、神であるが故に、神なのでしょうか。問い掛けは、しかし虚空へと呑まれ、返事はない。神へと向けられたクズノハ。重なり合った七つの刃が今まさに、神を狩ろうとしていた。
【ロードラ/ヤシロ】

イザナギは己の怒りを刻みつける矛先を見据えていた。その世界へと呼び出される直前まで、彼は己の魂の結晶たる六品の創作料理の調理に没頭していた。だが唐突にその苦心の結晶は奪われ、気付けば眼前には面を被った男が立っている。4:16。神の領域に踏み入ったその愚狐に対し罰を下すべく、槍は構えられた。
【ディバゲ/[饗王]イザナギ】

そういうことね。ファティマは既に、答えに辿りつく為の答えに辿り着いていた。でも、今のままじゃ八方塞がり。ナタルとの巡り合いを果たしたのは5:54。丁度可愛いお嬢さんがいるじゃない。見慣れない景色に動揺している彼女へと歩み寄り、そして囁いた。安心して。私はあなたを助けに来たの。
【ロードラ/ファティマ】

空に浮かぶ時計が6:02を示している。気付けばナタルは其処に居た。辿るべき道は分からない。だが、征くべき先は不思議と心が理解していた。と、不意に掛かる優しい声。その声はナタルの心を包み込む。だがその感触には覚えがあった。神にも等しきその声は、やがて心を圧し潰し九死に勝る苦しみをもたらすと。
【ディバゲ/[焔将]ナタル】

8:13、接敵。履歴適合無し。つまり今対峙した相手は、宝条まゆにとって初めて遭遇する機体であるということが分かった。げに禍々しきその気配。十度目のスペック確認。しかし弾き出される結果はまたも「測定不能」。即ちそれは「脅威」と見做すに同義であった。その脅威の正体は、原初の名を持つ機体だった。
【ディバゲ/[鉄王]宝条まゆ】

天使の羽に包まれたオリジンは神のゆりかごの中で眠りについていた。だが、その眠りを妨げられた。目前に迫る「測定不能」な相手、そしてその相手から感じる「脅威」。私はまた、争いに身を置くのね。彼女は笑い、そして世界は笑う。一つ、彼女は戦えることが嬉しかった。そしてもう一つ、彼女は目前の「害」を殺したかった。8:14、その体は光を解き放つ。
【ロードラ/オリジン】

デウスにとって「Aのパネル」を巡る戦いなど、瑣末な児戯にも等しきものであった。彼の目的は反逆する竜の駆逐。ただその一つのみ。そして、その気配を感じたのは天高く浮かぶ時計の針が10:55を指した時であった。歩み進むは二時の方角。そこにはその身に竜の血を通わせた少女が存在していたのだった。
【ディバゲ/[竜神]デウス】

あなたは一体、何者なの。カナンが興味を持った対象は「Aのパネル」でもなく、はたまた「悪戯な時間」のそれでもなかった。ただ目の前に存在する男にだけ向けられた好奇心はしかし、やがて恐怖に変わる。11:23、少女は覚悟を決める。あなたも私も、この世界に存在してはいけない存在なのね。三つ数える間もなく、少女の周囲は無に帰した。
【ロードラ/カナン】

目を覚ます。体を起こすと時計は11:59を示していた。隣に横たわる黒き青年。微動だにしない彼を見てカルマは瞬間慌てるも、顔に耳を近づければ静かな寝息が彼女の髪を二度、微かに揺らした。時折八の字に曇る眉が、どこか昔想ったあの人を思わせる。そして、消え行く寝顔を、彼女はいつまでも眺めていた。
【ディバゲ/[業王]カルマ】

エビルアーサーは目を覚ました。見慣れない景色、見慣れない横顔がそこにはあった。目深に被ったフード、微かに覗く彼方を見つめる瞳。その視線の先、空には時計が浮かんでいた。12:32、だが、その時刻の意味など知る由もなかった。そしてやがて、そんな彼が目を覚ますまで待っていたカルマと共に、一時の方角へ、四つの足は歩んで行くのだった。
【ロードラ/エビルアーサー】

湖妖精ヴィヴィアンが恐ろしき悪食の力と退治していた時、仲間達の身に降り注ぐ異変の気配もが彼女を襲った。まさか、そんな。集中していた意識が途切れたのは13:45。一人で食い止めようとしていた。だが、それから五秒も経たないうちに、猫のような奇妙な笑い声と共に、決着は着けられようとしていた。
【ロードラ/湖妖精ヴィヴィアン】

四ニ八五。空虚なる次元の狭間。そこはまさに、邪王クトゥールの望む空間そのものであった。もはや邪魔者は消え、食事に没頭する事が出来る。14:00という時間は夕食と呼ぶにはいささか遅めの時刻であったが構いはしない。そして彼女は目の前の、最初の食事に臨むべく、猫のような奇妙な笑い声を上げた。
【ディバゲ/[邪王]クトゥール】

その地に倒れた少女に対し、キコリは癒しの魔法を放った。修復される二の臓器、四の骨。尽きかけた命はその鼓動を取り戻し、少女はゆっくりと立ち上がる。15:22、まだ終わりには早過ぎる。事象を正しく収束すべく、観測者たるキコリは永久の戦いを望む。再び鳴り響いた竜の咆哮は、神への報復の始まりへ。
【ディバゲ/[森守王]キコリ】

僕は、あなたのことがわかりません。神主狐ヤシロが饗王との決着を預け、一人、窮地に陥った仲間の元へと急いだのは16:50。世界の答えが記された「Aのパネル」の為、今だけとはいえ手を組んだはずの仲間達を見殺しにすることは出来なかった。残された六体の式神と共に、神への冒涜が始まる。
【ロードラ/神主狐ヤシロ】

クロノの口から血が溢れる。膝は折れ、見つめるのは赤く染まった地面。霞む視界、敗北の理由は明確であった。「Aのパネル」に至る結末。その一つの解に至った時、僅かに鈍った彼の動き。眼前の敵はそれを見過ごさない。17:51。彼の時計の短針は七を指した。もはや痛覚は消え、意識は闇に堕ちていった。
【ディバゲ/[帝王]クロノ】

一人その場を後にしたオベロンが出会ったのは、炎に導かれし男女と、そして不敵な笑みを浮かべる幻奏者だった。場には、九夏を思わせる熱が満ちている。面倒な奴らだな。ふと空を見上げると、時計が指し示していたのは17:59。あのクソ神が。彼には見えていた。時計の上から世界を見下ろす悪戯な神の存在に。
【ロードラ/堕精王オベロン】

しかし、まだ動く。それが互いの体が持つ宿命であった。両の腕を失くしても、体に穴が空いても、機械の体は動き続ける。ゆえに戦いはまだ終わらない。18:02。二人の邂逅から数時間。恐らくは次の一撃が勝負を決する。願わくばその前に「Aのパネル」を巡る戦いが終わることを、覇王宝条まゆは祈っていた。
【ディバゲ/[覇王]宝条まゆ】

私はもう、歩くことすら、出来ないというのね。もがれた二対の足。空を飛ぶことも出来ないわ。重なりあった十を超える羽は全て抜け落ちていた。これで、最後にしましょう。広げた掌に収束される光の力。そして18:49、その光がまゆの腹部を貫くと共に、まゆの放った光もまた、オリジン:マキナの腹部を貫いたのだった。
【ロードラ/オリジン:マキナ】

その顔に影が落ちるのを火焔将ナタルは見逃さなかった。つまり今彼女の隣に現れた二人、堕精王と神主狐は幻想者にとって好ましき来客では無い。ならばと彼女は拳を幻想者へ向ける。合わせ二人も、片や気怠げに、片や優雅に身構える。19:12。幻想者の顔から笑顔は消え、代わりに狂気が場に満ちたのだった。
【ディバゲ/[火焔将]ナタル】

19:58、既に幻奏者ファティマは空虚なる時空の狭間で目の前の女と共に高らかに笑い声を上げた。六聖人さえ、ここには存在しないわ。そして、その場に堕精王と神主狐、また若き炎焔将の三人は存在していなかった。さぁ、本当の戦いを始めようかしら。二人きり、戦いは続いていく。邪魔者は、もう誰もいない。奏でられる幻奏は一つの終わりを彩ろうとしていた。
【ロードラ/幻奏者ファティマ】

20:23、傷つき、倒れながらも少女は立ち上がる。永久の名に、恥じない戦いになりそうね。そう、永久竜カナンはこの戦いに終わりがないことを自嘲した。二人を止める人はいない。少女は、かつて残された五人の家族を思い出していた。私はもう、誰ひとりとして欠けさせるわけにはいかない。その想いは最後の空白を生もうとしていた。
【ロードラ/永久竜カナン】

風が舞う。それはまるで竜の咆哮が如き轟音となり、周囲へと撒き散る。まさに激戦と呼ぶに相応しき二人の戦いは永久に続くかに思われた。しかし、その神は竜を生み、竜を殺す力を持つ。生かすか、殺すか。20:44、三度目の轟音が打ち響き、龍神デウスの槍が永久竜の胸を貫いた時、その戦いは終わりを迎えた。
【ディバゲ/[龍神]デウス】

カルマは自分の役割がこの言葉を持たぬ「王」、即ち、堕ちし王を導くことだと思い込んでいた。彼が「Aのパネル」へ到達した時、世界は真なる解を得る。二人は荒廃した世界を静かに確かに進んでいた。だが唐突に未来は暗転する。猫のような笑い声が響く中、時刻は22:00を回り、空には六つの星が輝いていた。
【ディバゲ/[憐王]カルマ】

なぜ少女が自分を庇ったのか、それがエビルアーサーには理解出来なかった。出会ったばかりの、名前も知らない、言葉を交わしたこともない少女が、なぜ。だが、微かな時間を共に過ごした二人の間には、何か言葉に出来ない思いがあったのだろう。そして彼は、感情を殺したまま、目の前の悪食王へと立ち向かうのだった。時刻は22:22。色を失くした瞳の奥に、自らの存在を否定する七色を宿していた。
【ロードラ/堕王エビルアーサー】

23:59。世界の行き着く先を決めるのは対峙する王の剣。その世界に訪れた全ての戦士は、王の戦いを見守る為に存在する。鳴り響く鐘、差し向かう剣と剣。そして、「Aのパネル」はふたりの王の血に濡れた。アルトリウスは鏡写しの様なもう一人の王を見つめ、喜びにも、悲しみにも似た笑みを浮かべたのだった。
【ディバゲ/[救世王]アルトリウス】

00:00。そこへ至るは偶然か。或いはただの必然か。今、王の目の前には「Aのパネル」の姿が在った。手にした者に、全ての過去と、総ての未来、そして凡ての現在、三つの時間を与えるというそのパネルは、まさにあらゆる世界を支配する為の鍵と呼ぶに相応しかった。やがて王の顔に浮かぶ、僅かな笑みと確たる決意。そして真なる未来へ至るため、十字に重なる剣と剣が「Aのパネル」を斬り砕いた。
【ロードラ/アーサー】

ストーリー内の数字(=本当の答え?)順

ストーリー内に登場する漢数字の順に、プロフィールを並び替えたものです。
元ネタ:@haru_feb さんのツイート

23:59。世界の行き着く先を決めるのは対峙する王の剣。その世界に訪れた全ての戦士は、王の戦いを見守る為に存在する。鳴り響く鐘、差し向かう剣と剣。そして、「Aのパネル」はふたりの王の血に濡れた。アルトリウスは鏡写しの様なもう一人の王を見つめ、喜びにも、悲しみにも似た笑みを浮かべたのだった。
【1/ディバゲ/[救世王]アルトリウス】

どこか遠くで鐘が鳴る。その世界へと導かれたキコリは、そこへ至った瞬間に己の役目を理解した。それは事象の観測者。人の言葉を持たぬキコリだからこそ与えられたその役目、或いは二つの公平さを、世界が望んだ結果でもあった。00:01、鐘は鳴り終わり、暗き月夜に満ちたのは静寂。戦いの幕が今、上がった。
【2/ディバゲ/[森王]キコリ】

クトゥールは他者の魂を喰らう事を生き甲斐とし、その純度が高いほど彼女の腹は満ちる。正面三方見渡す限り、瓦礫と砂に覆われた地平。しかし確かにその世界には幾つかの純なる魂が存在していた。時刻が丁度1:00を回る。眼前に立つ、最初の晩餐に相応しき蒼き少女へと悪食王は猫のような微笑みを向けた。
【3/ディバゲ/[悪食王]クトゥール】

少女の視線が空へと向く。天高く浮かぶ時計の針が指し示す時刻は1:02であった。今ならばまだ、間に合う。ヴィヴィアンは眼前に佇む悪食王に対し、手にした大剣を構える。ここで私が、食い止めることが出来れば。背に在る四枚の羽が水を纏う。そして彼女は、今、目の前で猫のような笑みを浮かべるその相手に対し、決死の覚悟で立ち向かうのだった。
【4/ロードラ/ヴィヴィアン】

まったく妙な争いに巻き込まれたものだ。オベロンが口にした争いとは、世界の答えが記された「Aのパネル」を巡る争い。面倒くさいのはごめんだね。3:10、彼は気怠そうに目をつむる。万年五月病の彼には、世界が行き着く末の答えなど、微塵も必要なかったのだ。
【5/ロードラ/オベロン】

イザナギは己の怒りを刻みつける矛先を見据えていた。その世界へと呼び出される直前まで、彼は己の魂の結晶たる六品の創作料理の調理に没頭していた。だが唐突にその苦心の結晶は奪われ、気付けば眼前には面を被った男が立っている。4:16。神の領域に踏み入ったその愚狐に対し罰を下すべく、槍は構えられた。
【6/ディバゲ/[饗王]イザナギ】

あなたから、神の気配を感じます。4:14、ヤシロが対峙していたのは、滲み出る怒りを露にした饗王であった。あなたは、神であるが故に、神なのでしょうか。問い掛けは、しかし虚空へと呑まれ、返事はない。神へと向けられたクズノハ。重なり合った七つの刃が今まさに、神を狩ろうとしていた。
【7/ロードラ/ヤシロ】

そういうことね。ファティマは既に、答えに辿りつく為の答えに辿り着いていた。でも、今のままじゃ八方塞がり。ナタルとの巡り合いを果たしたのは5:54。丁度可愛いお嬢さんがいるじゃない。見慣れない景色に動揺している彼女へと歩み寄り、そして囁いた。安心して。私はあなたを助けに来たの。
【8/ロードラ/ファティマ】

空に浮かぶ時計が6:02を示している。気付けばナタルは其処に居た。辿るべき道は分からない。だが、征くべき先は不思議と心が理解していた。と、不意に掛かる優しい声。その声はナタルの心を包み込む。だがその感触には覚えがあった。神にも等しきその声は、やがて心を圧し潰し九死に勝る苦しみをもたらすと。
【9/ディバゲ/[焔将]ナタル】

8:13、接敵。履歴適合無し。つまり今対峙した相手は、宝条まゆにとって初めて遭遇する機体であるということが分かった。げに禍々しきその気配。十度目のスペック確認。しかし弾き出される結果はまたも「測定不能」。即ちそれは「脅威」と見做すに同義であった。その脅威の正体は、原初の名を持つ機体だった。
【10/ディバゲ/[鉄王]宝条まゆ】

天使の羽に包まれたオリジンは神のゆりかごの中で眠りについていた。だが、その眠りを妨げられた。目前に迫る「測定不能」な相手、そしてその相手から感じる「脅威」。私はまた、争いに身を置くのね。彼女は笑い、そして世界は笑う。一つ、彼女は戦えることが嬉しかった。そしてもう一つ、彼女は目前の「害」を殺したかった。8:14、その体は光を解き放つ。
【11/ロードラ/オリジン】

デウスにとって「Aのパネル」を巡る戦いなど、瑣末な児戯にも等しきものであった。彼の目的は反逆する竜の駆逐。ただその一つのみ。そして、その気配を感じたのは天高く浮かぶ時計の針が10:55を指した時であった。歩み進むは二時の方角。そこにはその身に竜の血を通わせた少女が存在していたのだった。
【12/ディバゲ/[竜神]デウス】

あなたは一体、何者なの。カナンが興味を持った対象は「Aのパネル」でもなく、はたまた「悪戯な時間」のそれでもなかった。ただ目の前に存在する男にだけ向けられた好奇心はしかし、やがて恐怖に変わる。11:23、少女は覚悟を決める。あなたも私も、この世界に存在してはいけない存在なのね。三つ数える間もなく、少女の周囲は無に帰した。
【13/ロードラ/カナン】

エビルアーサーは目を覚ました。見慣れない景色、見慣れない横顔がそこにはあった。目深に被ったフード、微かに覗く彼方を見つめる瞳。その視線の先、空には時計が浮かんでいた。12:32、だが、その時刻の意味など知る由もなかった。そしてやがて、そんな彼が目を覚ますまで待っていたカルマと共に、一時の方角へ、四つの足は歩んで行くのだった。
【14/ロードラ/エビルアーサー】

湖妖精ヴィヴィアンが恐ろしき悪食の力と退治していた時、仲間達の身に降り注ぐ異変の気配もが彼女を襲った。まさか、そんな。集中していた意識が途切れたのは13:45。一人で食い止めようとしていた。だが、それから五秒も経たないうちに、猫のような奇妙な笑い声と共に、決着は着けられようとしていた。
【15/ロードラ/湖妖精ヴィヴィアン】

僕は、あなたのことがわかりません。神主狐ヤシロが饗王との決着を預け、一人、窮地に陥った仲間の元へと急いだのは16:50。世界の答えが記された「Aのパネル」の為、今だけとはいえ手を組んだはずの仲間達を見殺しにすることは出来なかった。残された六体の式神と共に、神への冒涜が始まる。
【16/ロードラ/神主狐ヤシロ】

クロノの口から血が溢れる。膝は折れ、見つめるのは赤く染まった地面。霞む視界、敗北の理由は明確であった。「Aのパネル」に至る結末。その一つの解に至った時、僅かに鈍った彼の動き。眼前の敵はそれを見過ごさない。17:51。彼の時計の短針はを指した。もはや痛覚は消え、意識は闇に堕ちていった。
【17/ディバゲ/[帝王]クロノ】

だが待て。と視線を上げ、処刑王クロノは制止の一声を掛ける。しかし堕精王は全く興味も示さずにその場を後にしようとしていた。「Aのパネル」を巡る戦いに邪魔は許されない。2:52、残り僅かな時間とて、彼は男を此処で止めねばならなかった。堕精王の介入、それは八方全ての手立てが塞がるに等しかった。
【18/ディバゲ/[処刑王]クロノ】

一人その場を後にしたオベロンが出会ったのは、炎に導かれし男女と、そして不敵な笑みを浮かべる幻奏者だった。場には、九夏を思わせる熱が満ちている。面倒な奴らだな。ふと空を見上げると、時計が指し示していたのは17:59。あのクソ神が。彼には見えていた。時計の上から世界を見下ろす悪戯な神の存在に。
【19/ロードラ/堕精王オベロン】

私はもう、歩くことすら、出来ないというのね。もがれた二対の足。空を飛ぶことも出来ないわ。重なりあったを超える羽は全て抜け落ちていた。これで、最後にしましょう。広げた掌に収束される光の力。そして18:49、その光がまゆの腹部を貫くと共に、まゆの放った光もまた、オリジン:マキナの腹部を貫いたのだった。
【20/ロードラ/オリジン:マキナ】

しかし、まだ動く。それが互いの体が持つ宿命であった。両の腕を失くしても、体に穴が空いても、機械の体は動き続ける。ゆえに戦いはまだ終わらない。18:02。二人の邂逅から数時間。恐らくは次の一撃が勝負を決する。願わくばその前に「Aのパネル」を巡る戦いが終わることを、覇王宝条まゆは祈っていた。
【21/ディバゲ/[覇王]宝条まゆ】

その顔に影が落ちるのを火焔将ナタルは見逃さなかった。つまり今彼女の隣に現れた二人、堕精王と神主狐は幻想者にとって好ましき来客では無い。ならばと彼女は拳を幻想者へ向ける。合わせ二人も、片や気怠げに、片や優雅に身構える。19:12。幻想者の顔から笑顔は消え、代わりに狂気が場に満ちたのだった。
【22ディバゲ/[火焔将]ナタル】

風が舞う。それはまるで竜の咆哮が如き轟音となり、周囲へと撒き散る。まさに激戦と呼ぶに相応しき二人の戦いは永久に続くかに思われた。しかし、その神は竜を生み、竜を殺す力を持つ。生かすか、殺すか。20:44、三度目の轟音が打ち響き、龍神デウスの槍が永久竜の胸を貫いた時、その戦いは終わりを迎えた。
【23/ディバゲ/[龍神]デウス】

その地に倒れた少女に対し、キコリは癒しの魔法を放った。修復されるの臓器、の骨。尽きかけた命はその鼓動を取り戻し、少女はゆっくりと立ち上がる。15:22、まだ終わりには早過ぎる。事象を正しく収束すべく、観測者たるキコリは永久の戦いを望む。再び鳴り響いた竜の咆哮は、神への報復の始まりへ。
【24/ディバゲ/[森守王]キコリ】

20:23、傷つき、倒れながらも少女は立ち上がる。永久の名に、恥じない戦いになりそうね。そう、永久竜カナンはこの戦いに終わりがないことを自嘲した。二人を止める人はいない。少女は、かつて残された五人の家族を思い出していた。私はもう、誰ひとりとして欠けさせるわけにはいかない。その想いは最後の空白を生もうとしていた。
【25/ロードラ/永久竜カナン】

カルマは自分の役割がこの言葉を持たぬ「王」、即ち、堕ちし王を導くことだと思い込んでいた。彼が「Aのパネル」へ到達した時、世界は真なる解を得る。二人は荒廃した世界を静かに確かに進んでいた。だが唐突に未来は暗転する。猫のような笑い声が響く中、時刻は22:00を回り、空には六つの星が輝いていた。
【26/ディバゲ/[憐王]カルマ】

なぜ少女が自分を庇ったのか、それがエビルアーサーには理解出来なかった。出会ったばかりの、名前も知らない、言葉を交わしたこともない少女が、なぜ。だが、微かな時間を共に過ごした二人の間には、何か言葉に出来ない思いがあったのだろう。そして彼は、感情を殺したまま、目の前の悪食王へと立ち向かうのだった。時刻は22:22。色を失くした瞳の奥に、自らの存在を否定する七色を宿していた。
【27/ロードラ/堕王エビルアーサー】

目を覚ます。体を起こすと時計は11:59を示していた。隣に横たわる黒き青年。微動だにしない彼を見てカルマは瞬間慌てるも、顔に耳を近づければ静かな寝息が彼女の髪を二度、微かに揺らした。時折八の字に曇る眉が、どこか昔想ったあの人を思わせる。そして、消え行く寝顔を、彼女はいつまでも眺めていた。
【28/ディバゲ/[業王]カルマ】

【29/不在】

00:00。そこへ至るは偶然か。或いはただの必然か。今、王の目の前には「Aのパネル」の姿が在った。手にした者に、全ての過去と、総ての未来、そして凡ての現在、三つの時間を与えるというそのパネルは、まさにあらゆる世界を支配する為の鍵と呼ぶに相応しかった。やがて王の顔に浮かぶ、僅かな笑みと確たる決意。そして真なる未来へ至るため、十字に重なる剣と剣が「Aのパネル」を斬り砕いた。
【30/ロードラ/アーサー】

四ニ八五。空虚なる次元の狭間。そこはまさに、邪王クトゥールの望む空間そのものであった。もはや邪魔者は消え、食事に没頭する事が出来る。14:00という時間は夕食と呼ぶにはいささか遅めの時刻であったが構いはしない。そして彼女は目の前の、最初の食事に臨むべく、猫のような奇妙な笑い声を上げた。
【4285/ディバゲ/[邪王]クトゥール】

19:58、既に幻奏者ファティマは空虚なる時空の狭間で目の前の女と共に高らかに笑い声を上げた。六聖人さえ、ここには存在しないわ。そして、その場に堕精王と神主狐、また若き炎焔将の三人は存在していなかった。さぁ、本当の戦いを始めようかしら。二人きり、戦いは続いていく。邪魔者は、もう誰もいない。奏でられる幻奏は一つの終わりを彩ろうとしていた。
【6321/ロードラ/幻奏者ファティマ】

ロードラ ディバゲユニットプロフィールまとめ

ヤシロ

あなたから、神の気配を感じます。4:14、ヤシロが対峙していたのは、滲み出る怒りを露にした饗王であった。あなたは、神であるが故に、神なのでしょうか。問い掛けは、しかし虚空へと呑まれ、返事はない。神へと向けられたクズノハ。重なり合った七つの刃が今まさに、神を狩ろうとしていた。

僕は、あなたのことがわかりません。神主狐ヤシロが饗王との決着を預け、一人、窮地に陥った仲間の元へと急いだのは16:50。世界の答えが記された「Aのパネル」の為、今だけとはいえ手を組んだはずの仲間達を見殺しにすることは出来なかった。残された六体の式神と共に、神への冒涜が始まる。

ファティマ

そういうことね。ファティマは既に、答えに辿りつく為の答えに辿り着いていた。でも、今のママじゃ八方塞がり。ナタルとの巡り合いを果たしたのは5:54。丁度可愛いお嬢さんがいるじゃない。見慣れない景色に動揺している彼女へと歩み寄り、そして囁いた。安心して。私はあなたを助けに来たの。

19:58、既に幻奏者ファティマは空虚なる時空の狭間で目の前の女と共に高らかに笑い声を上げた。六聖人さえ、ここには存在しないわ。そして、その場に堕精王と神主狐、また若き炎焔将の三人は存在していなかった。さぁ、本当の戦いを始めようかしら。二人きり、戦いは続いていく。邪魔者は、もう誰もいない。奏でられる幻奏は一つの終わりを彩ろうとしていた。

オベロン

まったく妙な争いに巻き込まれたものだ。オベロンが口にした争いとは、世界の答えが記された「Aのパネル」を巡る争い。面倒くさいのはごめんだね。3:10、彼は気怠そうに目をつむる。万年五月病の彼には、世界が行き着く末の答えなど、微塵も必要なかったのだ。

一人その場を後にしたオベロンが出会ったのは、炎に導かれし男女と、そして不敵な笑みを浮かべる幻奏者だった。場には、九夏を思わせる熱が満ちている。面倒な奴らだな。ふと空を見上げると、時計が指し示していたのは17:59。あのクソ神が。彼には見えていた。時計の上から世界を見下ろす悪戯な神の存在に。

ヴィヴィアン

少女の視線が空へと向く。天高く浮かぶ時計の針が指し示す時刻は1:02であった。今ならばまだ、間に合う。ヴィヴィアンは眼前に佇む悪食王に対し、手にした大剣を構える。ここで私が、食い止めることが出来れば。背に在る四枚の羽が水を纏う。そして彼女は、今、目の前で猫のような笑みを浮かべるその相手に対し、決死の覚悟で立ち向かうのだった。

湖妖精ヴィヴィアンが恐ろしき悪食の力と退治していた時、仲間達の身に降り注ぐ異変の気配もが彼女を襲った。まさか、そんな。集中していた意識が途切れたのは13:45。一人で食い止めようとしていた。だが、それから五秒も経たないうちに、猫のような奇妙な笑い声と共に、決着は着けられようとしていた。

エビルアーサー

エビルアーサーは目を覚ました。見慣れない景色、見慣れない横顔がそこにはあった。目深に被ったフード、微かに覗く彼方を見つめる瞳。その視線の先、空には時計が浮かんでいた。12:32、だが、その時刻の意味など知る由もなかった。そしてやがて、そんな彼が目を覚ますまで待っていたカルマと共に、一時の方角へ、四つの足は歩んで行くのだった。

なぜ少女が自分を庇ったのか、それがエビルアーサーには理解出来なかった。出会ったばかりの、名前も知らない、言葉を交わしたこともない少女が、なぜ。だが、微かな時間を共に過ごした二人の間には、何か言葉に出来ない思いがあったのだろう。そして彼は、感情を殺したまま、目の前の悪食王へと立ち向かうのだった。時刻は22:22。色を失くした瞳の奥に、自らの存在を否定する七色を宿していた。

カナン

あなたは一体、何者なの。カナンが興味を持った対象は「Aのパネル」でもなく、はたまた「悪戯な時間」のそれでもなかった。ただ目の前に存在する男にだけ向けられた好奇心はしかし、やがて恐怖に変わる。11:23、少女は覚悟を決める。あなたも私も、この世界に存在してはいけない存在なのね。三つ数える間もなく、少女の周囲は無に帰した。

20:23、傷つき、倒れながらも少女は立ち上がる。永久の名に、恥じない戦いになりそうね。そう、永久竜カナンはこの戦いに終わりがないことを自嘲した。二人を止める人はいない。少女は、かつて残された五人の家族を思い出していた。私はもう、誰ひとりとして欠けさせるわけにはいかない。その想いは最後の空白を生もうとしていた。

オリジン

天使の羽に包まれたオリジンは神のゆりかごの中で眠りについていた。だが、その眠りを妨げられた。目前に迫る「測定不能」な相手、そしてその相手から感じる「脅威」。私はまた、争いに身を置くのね。彼女は笑い、そして世界は笑う。一つ、彼女は戦えることが嬉しかった。そしてもう一つ、彼女は目前の「害」を殺したかった。8:14、その体は光を解き放つ。

私はもう、歩くことすら、出来ないというのね。もがれた二対の足。空を飛ぶことも出来ないわ。重なりあった十を超える羽は全て抜け落ちていた。これで、最後にしましょう。広げた掌に収束される光の力。そして18:49、その光がまゆの腹部を貫くと共に、まゆの放った光もまた、オリジン:マキナの腹部を貫いたのだった。

アーサー(ダンジョンボス)

00:00。そこへ至るは偶然か。或いはただの必然か。今、王の目の前には「Aのパネル」の姿が在った。手にした者に、全ての過去と、総ての未来、そして凡ての現在、三つの時間を与えるというそのパネルは、まさにあらゆる世界を支配する為の鍵と呼ぶに相応しかった。やがて王の顔に浮かぶ、僅かな笑みと確たる決意。そして真なる未来へ至るため、十字に重なる剣と剣が「Aのパネル」を斬り砕いた。

めたぼん&ドラ助

【ルール・その1 / 11】
・二つの次元が交差した時、「Aのパネル」を巡る争いが始まる
二つの次元……って一体なんのことなんだろ?もしかしてボクたちの世界の他にも、似たような世界が存在しているのかな。
(水のドラ助)

【ルール・その2 / 11】
・いずれかの王が「Aのパネル」を手にした時、戦いは終わる
さっさと終われぼん。巻き込まれたくないぼん。でも、どっちが勝つかはちょっとだけ興味があるぼーん。
(無めたぼん)

【ルール・その3 / 11】
・参加者は王の為に尽くさねばならない
王って言うとやっぱり、あの人の事かな……でも、別の王様の気配も感じるんだよなぁ。
(無のドラ助)

【ルール・その4 / 11】
・24時間以内に決着がつかなかった場合、全員が敗者となる
敗者って何だぼん。ボクは虫歯なんてないぼん。痛いぼん、石を投げないで欲しいぼーん。
(水めたぼん)

【ルール・その5 / 11】
・敗者には未来永劫の虚無が与えられる
あ、そうだ!ボク明日、歯医者さんの予約してるんだった!あ痛っ、石投げないで。
(闇のドラ助)

【ルール・その6 / 11】
・「Aのパネル」は意思を持つ
何を言っているのか意味がわからんぼん。パネルが意思を持っているとか言われても困るんだぼーん。
(火めたぼん)

【ルール・その7 / 11】
・「Aのパネル」には、世界の答えが記されている
世界の答え、かぁ。でもそれが、ボクたちの望んだ答えだとは……限らないよね。
(風のドラ助)

【ルール・その8 / 11】
・「Aのパネル」は過去と未来を改変する力を与える
そんなことされたら困るぼん。ボクの存在すら怪しくなるぼん。まったく物騒な力を持ったパネルには困るんだぼーん。
(闇めたぼん)

【ルール・その9 / 11】
・「観測者」の目を欺くことは出来ない
えっ!?それってボクたちずっと見張られてるってこと?それじゃあ緊張して脱皮も出来ないよ~……。
(炎のドラ助)

【ルール・その10 / 11】
・「特異点」たる存在が一名のみ存在する
なんか格好いい単語が出てきたぼん。つまり、仲間外れってことだぼん。そんなの、嫌われ者のアイツしか考えられないぼーん。
(光めたぼん)

【ルール・その11 / 11】
・特定の条件を満たした者は、いずれの次元とも異なる場所へ追放される
つ、つ、つ、追放~!?
(光のドラ助)

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