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そこには6つの扉があった。結局、アタシはこっち側よね。クランチは扉に手をかざした。アタシが開くのは錠だけ。出てくるかどうかは、彼次第だから。えぇ、それで構わない。だって、きっと彼だもの。ガチャ。ほら、言ったじゃない。ね、アカネ。
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私も彼を信じています。コーラスが錠を外した扉。えぇ、アタシも信じてるわ。そして開かれた扉。だけど、思ってたよりもずっと早かったみたいね。ただいま。アオトとアリトンの帰還。いま、世界は……。ちょっと待ってなさい。もうすぐ、揃うわ。
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フランジャが開けた錠。ただいま。間もなくして出てきたミドリ。って、この人たちは。初めてみる調聖者たち。私たちは託されたのよ、アンタらのよく知る神様に。そしてジャンヌは代弁する。アンタたちを信じてた神様、覚えてるかしら、観測神よ。
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続く帰還。ええっと、ただいま。ヒカリが浮かべた笑顔。観測神が用意をしていた出口。だけど、彼女はいったいどこに。神様たちにも、色々とあんのよ。因縁の戦いってやつじゃないかしら、そう、刻を司る戦いよ。っていうか、ここはどこでしょう。
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ユカリの帰還。あら、みんな早かったじゃない。一瞬生まれる安堵。で、早速説明してもらおうかしら。ジャンヌへと詰め寄るユカリ。もう、わかったわよ。説明を始めるジャンヌ。ここは刻の隙間、観測神のお膝元よ。で、アンタらを待ってたの。