綴られた存在。だが、そこには確かに命が存在していた。過ごした時間が存在していた。なぜ、僕に力を与えてくれなかったのでしょうか。嘆き。憂い。だが、その感情が突き動かした心。そう、僕は道化竜。だから、最後まで道化を演じるだけです。
BOSS: 【追想】オズ
「……」
「……なんですか?」
「暇じゃないんです……」
「出て行ってください」
【フーリング・マジック】
「火傷しますよ?」
「僕の炎は魔法です」
「そう、ただの魔法です」
「種も仕掛けもございません」
【フレア・マジック】
「ただの、魔法なんです……」
「それは決して……」
「……特別な力じゃない」
「どうしてでしょう……」
「無力な僕に、意味はあるのでしょうか」
【クラウン・トリック】
「もう、うんざりなんです」
【フェイク・イリス】