-
常界の新組織で救護班を担当しているものの、アルシア目当ての仮病があとを絶たないらしい。
-
うちらが暇なのは、喜ばしいことさ。ハヤブサはひとり、平和な常界の空を見上げていた。
-
シェリドはイマも監視カメラから監獄を覗いているが、日に日に暇になっていくのが嬉しかった。
-
射撃訓練をしていたジョルダーノは、その訓練の成果を見せるべき場が訪れないことを願っていた。
-
神界で我関せずなカノッサ。私はたいして復興に興味はない。だけど、まぁ、イマの感じは嫌いじゃないわね。
-
いいぜ、オレの体を調べまくってくれ。ビヨンドは暴走することのないセカンドの完成形として、救われないセカンドたちのために、その体を提供していた。
-
報告は以上だ。統合世界が発足した新組織である統神連合会の最高幹部を務めるギルガメッシュは、古き友であり、神界の新組織で常界との外交を担当するエンキドゥとの、月に一度の会議のあとのティータイムが楽しみで仕方がなかった。
-
俺たちはもっと知るべきだったな。エンキドゥは月に一度、常界を訪ねるのが楽しみだった。
-
コスモが経営する合法カジノは、天界、魔界、竜界、常界と、商売繁盛していた。今夜の主役も私みたいね。
-
多数の推薦を受けながらも、ヤシロは統神連合会に属することなく、家族との時間を大切にイマを生きている。
-
一命を取り留めたレオナルドは、天界の総合病院で静かにイマの世界の絵を描いている。
-
魔界の総合病院で治療を受けたマルクは、その未来を描く力を剥奪されることの引き換えに、執行猶予がつきながらも、魔界の新組織の販促用のイラストを書いている。
-
フィンセントが目を覚ました天界の病院。彼女を待っていたのは、3人の風妖精の先輩の喜ばしい顔だった。
-
魔界の監獄の壁が賑やかだったのは、クロードが服役していたせいだろう。
-
天界で行われたとある男女の結婚式に届けられた、ふたりが描かれた絵画の側には、サルバドールの名前が記されていた。
-
私はきっと役に立つです。パブロもまた、その体をセカンドの暴走の抑圧のために捧げていた。
-
戦いの最中、命を落としたベオウルフ。その体は当時の最高幹部ふたりの手により、丁寧に火葬された。
-
長い眠りから目覚めたフェルノに届けられたのは、とあるダンスショーへの招待状だった。
-
一命を取り留めたシュトロムであるが、まだ自分が誰かを思い出せずにいるものの、少し穏やかな表情を取り戻していた。
-
いまだセカンドの暴走の後遺症に悩み続けるクロンだが、周りの笑顔に励まされ続けている。
-
トニングはその足にセカンドの抑制装置をとりつけられながらも、聖導院で子供たちに歌を教えている。
-
堕ち続ける夢を見終わったクホールは、目が覚めるとその足をしっかり地面につけて立ち上がった。
-
カジノに現れる謎のギャンブラー。もし、そのギャンブラーの足にセカンドの抑制装置が取り付けられていたら、それはきっとダストだろう。
-
竜界の監獄に服役中のイヴァンは、いまだ現実を受け止めきれずにいるが、これもイマの世界のひとつの形だった。
-
イネスは教団が壊滅したことにも気がつかず、イマも必死に鍋をかき混ぜ続け、おかしな呪文を唱え続けている。
-
戦いのあと、神界に運び込まれたアザエルは未だ目覚めはしないものの、その脈は打ち続けている。
-
エギュンの体は発見されなかった。だが、竜宮郷で母なる海の神の加護を受けていると報告があったそうだ。
-
アザエル同様、神界に運び込まれたサマエルは目を覚ましたものの、なにも言葉は発しない。だが、それでもそれは小さな希望だった。
-
マハザエルは神界の協力もあり、常界で治療を受け続けていた。それは、常界と神界を繋ぐ役割も果たしていたのだった。
-
ティルソンはイマもきっと、死後の世界で誰かのお世話をしているだろう。
-
メイザースはイマもきっと、死後の世界で世界征服を企んでいるだろう。
-
刻の監獄へ収監されているウルドたち三姉妹。過去の暴挙を嘆いていることだろう。
-
スクルドもまた、訪れない未来を嘆きながら服役を続けている。
-
ベルダンディは自分が描いた現在とは違うイマに興味を示し、はやく出所出来るようにと更正への道を歩み始めた。
-
聖なる扉の消滅と同時に、神界が統合世界へ統神連合会の設立を持ちかけたのは、裏側でウラノスが動いていたからだった。
-
レーヴァティンが完全に破壊されたのは、その戦力を無力化するためだった。
-
無残にも折れた一対のフロッティ。だが、それは唯一の優しさだった。
-
ミスティルテインが跡形もなく壊されたのは、絶対に許すことが出来なかったからだろう。
-
壊れたグングニル。だが、所持者は壊れたとき、安堵にも近い表情を浮かべていた。
-
ダインスレイヴは壊れた。きっと、彼女にも休息の夜が訪れたことだろう。
-
炎に包まれたティルファングは、自身の持つ呪いから解放された。
-
神界の監獄に服役中のスルトは、静かに流れいく時間にその身を任せていた。
-
服役中のシグルズの唯一の楽しみは、面会者から聞かされるとある男のその後の活躍の報告だった。
-
ヘズのイマの一番の不満は、監獄のベッドが柔らかくないことだった。
-
オーディンは服役中でありながら、戦いから解放されたことに安堵しつつも、イマの世界のこれからを楽しみにしていた。
-
なんで私がこんな場所にいなきゃいけないのよ。ヘグニはイマも不満を口から漏らしていた。
-
ヘルヴォルは相も変わらずな表情で服役している。その心の底にあるものは、誰にもわからなかった。
-
グリュプスと共に消滅したグライフは、憎悪たちと共に終わらない刻を過ごした。
-
ロプトの生前最後の幸せは、最期のときに痛みを感じなかったことだろう。
-
ディバインゲートが消滅したイマ、扉の君が再び生まれる日は訪れない。
-
ディバインゲートの消滅とともに姿を消したアルル。実はこっそり天界で生きているかもしれない。
-
ナルルもまた、姿を消したが、魔界のどこかで生きているかもしれない。
-
ディバインゲートが消滅し、ユルルは少し安堵しながら竜界で隠れてひっそりと暮らしている。
-
世界を創り直そうとした創醒の聖者。彼がアーサーの意思を受け入れたのは、もしかしたらイマの世界こそ、彼が再創したかった世界だったのかもしれない。
-
黒の森に戻ったアカズキンは、女王の任につきながらも、こっそり隠れて日常を楽しんでいる。
-
紅茶を嗜んでいたアリスは、イマの世界こそ不思議がいっぱいだと毎日に想いを馳せていた。
-
イマもイバラが眠り続けることが出来るのは、平和が訪れた証拠だろう。
-
ガラスの城へ女王として帰還したシンデレラ。そんなガラスの城のバスルームが改築されたのは、絆が生まれたからだろう。
-
月御殿で夕涼みをしながら、カグヤはイマの世界への愛を詠んでいた。
-
ふふふ。女王シラユキは相変わらず不敵な笑みを浮かべているが、その心は晴れ渡っていることだろう。