アーサーを信じ、アーサーの為に戦った騎士たちは敗北した。そして、アカネたちも決して無傷ではいられなかった。この先に待つであろう障害。それでも、俺たちは進むって決めたんだ。そして、そんな彼らの動きは大きな動きへと繋がるのだった。
俺も邪魔させてもらうぜ。後ろの扉からやってきたのはアマイモン。なんだ、オマエは無事だったのか。いつか対峙していたはずのライル。まぁ、そう簡単に負けられちゃ俺も困るからな。その言葉はアマイモンなりの皮肉交じりの喜びの言葉だった。
そして、アマイモンに続きやってきたのはアリトンだった。僕も待っているのは苦手みたいでさ。目を合わせた兄弟。もう、引くことは出来ない。だから、僕たちだけでも戦わなきゃいけないんだ。その瞳には大きな意志が宿っていた。少しでも、前へ。