私はさ、みんなと違って、時代に流されてここまで来たんだ。大切な友達とも再会出来た。でもね、私が出会った大切な人たちの「大切」を守りたい。それじゃあダメかな。いまはまだ、立ち止まりたくはない。だからね、まだ走り続けていたいんだ。
本当の僕は、もうこの世界に存在していない。アオイという本当の名は、どこにも存在していない。僕はアオトとして生き続ける道を選んだ。だから、僕の戦いはまだ終わってない。僕は僕を肯定する。罪の清算は、この世界の歪みを正すことなんだ。
ディバインゲートが生まれ、世界は生まれた。そう、この世界は箱庭なんだ。ディバインゲートが運んだ幸せもある。だけど、翻弄される人たちも大勢いた。俺の家族だってそうだった。だからそう、悲しみを知ってる俺が、壊さなきゃいけないんだ。
各々が掲げた目的。その想いの規模が小さくとも大きさに関係はない。それぞれが苦悩の果てに辿り着き、抱いた大きな想い。聖神と、そして聖神が手にしたであろうディバインゲート。振られた夜明けの旗。いま、収束された道しるべを胸に歩き出す。