我らが聖王、頼れるボスのアーサーぼんだぼん。好きな食べものはミンスパイで、大切な思い出だぼん。嫌いな食べものは無いぼん。嫌いなものが無いだなんてさすがぼん。完璧超人に見えるけど、辛い過去があるぼん。雪の中に捨てられて、ボロボロの時に助けてくれた幼馴染たちは、いまでも彼のすべてなんだぼーん。
くっ、くっ。不思議な部屋に響き渡る笑い声。私の見立ては間違ってなかったみたいじゃな。イネスは指先で書を記す。いつ来ても、この部屋は趣味が悪いですわ。壁に立てかけられた人体模型と人体標本。薄暗い明かりは灯された蝋燭。偽物の蜘蛛の巣。そして部屋の中心には、ぐつぐつと煮立った大釜が置かれていた。
間違いない、私の研究の成果により、教祖様は完全なる復活を遂げる。瞑想竜イネスは夢を見る。長かった、だけど短かった。それはかけた情熱と時間。もう、わたくしに気づかないなんて、本当にお間抜けさんですね。そっと閉じられた入口。でも、これで道を見つけましたよ。その道は、偽りの道へと通ずるのだった。
この世に起きる難事件をまるっとズバッと解決しちゃう名探偵、その名はラパン。依頼報酬は決まって遊園地の一日無料券。それ以外の報酬は大金が積まれようと絶対に受け取らないという噂。遊園地でしか買えないキャラメルポップコーンが大好物で、それを食べるために遊園地に入り浸っている。 デザイン:スノウ
リスネコのお面を外したら、探偵兎ラパンの本領発揮。虫眼鏡型ドライバ【フォーカス:セカンド】で塵すら見逃さない。彼女がそのレンズ越しに見つめるのは真相であり、悪に染まった心。私にかかればズバっと解決。あなたの心、見透かしちゃうわっ。そんな掛け声と共に、事件は終わりを告げる。 デザイン:スノウ
彼はもう、この世界に必要ないのよ。狙いすましたかのように現れた人影。この数を相手に、いつまでも持つほどの力はないわよね。開かれていたのは大きな扇子。それに、もう役目は果たしたんでしょう。だから、これ以上の戦いに意味はないわ。
そこをどいて。アオトたちの背後、放たれたのは水龍を纏いし大きな一太刀。左右へと飛びのくアオトたち。そして、その一太刀はシグルズへと向かう。ふふふ、アンタもいい男になったじゃない。シグルズの頬は、さらなる紅潮をみせるのだった。
そう、今日の私は追い風なの。予期せぬ加勢と、変わった風向き。そうね、思う存分目立たせてもらえるかな。だって、このときのために、私たちはずっと活動してきたんだから。神サマなんて完全な存在は、この不完全な世界に必要ないのよ、けひひ。
ヘルヴォルへと撃ち込まれる無数の弾丸。はじけ飛ぶ薬莢が盛り上げるクライマックス。いいか、よく見とけよ。その銃声は、いつかの瓦礫を粉砕した銃声と同じ歓声だった。さぁ、始めようぜ。これが俺たちの選んだ進むべき道さ、レッツ、ハッピー。