アカネぼんはトマトが大好きだぼん。幼いときに父を亡くし、母子家庭で育ったせいもあって、意外と家庭的な一面も持ち合わせいるんだぼん。意外と家事は得意ぼん。だけど、どんな料理にでもトマトを入れてしまうのは、あんまり良くないことだぼん。真っ赤っかだぼん。寝るときは冬でもタンクトップらしいぼーん。
アオトぼんはクールだぼん。だけど、ちょっと天然なところがあるぼん。サバが好きらしいぼん。刀型ドライバで綺麗に捌いてみせるぼん。サバへのこだわりが尋常じゃないぼん。サバにはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれているぼん。だから、きっとアオトぼんは不健康そうにみえて、健康第一に決まっているんだぼーん。
ミドリぼんはいつも走ってるぼん。基本的に突っ走ってるぼん。走り続けてなきゃ死んじゃう生物みたいだぼん。さすがに寝るときは止まるぼん。だけど、夢の中では走り続けているぼん。夢の中のミドリぼんは時速65kmだぼん。キュウリだけ食べているくせに、よくそんなパワーが出るなぁと感心するんだぼーん。
ヒカリぼんは、ぼんきゅっぼんだぼん。色々なところがぼんぼんしてるぼん。きゅっともしてるぼん。いつもキラキラ笑顔が可愛い子だぼん。だけど、その笑顔の裏には闇があるぼん。それは周知の事実だから、触れたくない人は触れないぼん。優しい友達は触れるぼん。抉るぼん。だけど、それも友情の形なんだぼーん。
ユカリぼんはナスだぼん。間違えたぼん。ナスが大好きぼん。猫も大好きぼん。いつか猫と一緒にナスを食べたいと思っているぼん。だけど、猫にナスは食べさせちゃ駄目ぼん。ここだけの話、ユカリぼんは飼い猫にあだ名をつけているらしいぼん。ふたりきりのときにだけ、その名前で呼ぶらしいぼん。気になるぼーん。
ギンジぼんはよくわからないぼん。無ってなんだぼん。そんな概念の話をされても困るぼん。乱暴そうにみえて、意外と友達思いらしいぼん。あと、残念な恋をしたことがあるらしいぼん。残念な奴だぼん。だけど、それでもギンジぼんはめげないぼん。そういうところが、きっとギンジぼんの良いところなんだぼーん。
一人の魔物は、世界の為に竜になった。一人の妖精は、世界の為に神になった。そして一人の男は、人間であり、ただの広報だった。人間が広報になったのか、広報が人間になったのか、その答えはみんな知っている。人間であり、広報であるミスター☆ヒスインが存在していた。彼は、二人とはまったくの無関係だった。
ここは多種多様なぼんが出現するとされるぼんの聖地だぼん。いわゆるぼんの国だぼん。ここではみんながぼんだぼん。本人とぼんとの関係はまだ解き明かされていないらしいぼん。別にいまのままでも困ることはなにもないぼん。気にしたら負けぼん。
集められた六聖人。それじゃあ、今回の件のそれぞれの見解を聞こうか。ダンテが口にしたのは、世界の均衡について。たったふたつの世界が強く結ばれようと、我々はただ、来るべき日を待てばいいだけだ。それが、この席についた俺の仕事だからな。