光救員ハヤブサは仮の宿へと戻ると、疲れきった体を休める間もなく、報告書の作成を開始した。あんたらのことは、書いたりしねぇよ。そこには記録に残らない存在が。これが、あんたらの受けるべき罪だ。だが、確かに、そんな存在は、被災者達の記憶には残っていた。そして、これがあんたらの受けるべき賛辞さ。
光が照らし出した希望。だが、そんな光の裏側には、必ず闇が存在していた。そんな闇の中で生きる者たちは、いつか自分たちの信じた道が、光に通じると願っていた。そういう生き方だって、いいじゃねぇか。通じ合った心は、密約を交わしていた。
光が照らし出した希望。だが、そんな光の裏側には、必ず闇が存在していた。そんな闇の中で生きる者たちは、いつか自分たちの信じた道が、光に通じると願っていた。そういう生き方だって、いいじゃねぇか。通じ合った心は、密約を交わしていた。