あなたにはディバインゲートが見えていたのね。母は大切にしまっていた甲型ドライバ【イグナイト】をアカネに手渡した。やっぱり、親子ね。それじゃあ、行ってらっしゃい。そして炎の少年のディバインゲートを目指す長い旅路は始まったのだった。
少年は真実を拒み続けていた。ディバインゲートが見えたという事実さえも。だが、そんな少年に気がついた男がいた。そして水の少年は刀型ドライバ【ワダツミ】を受けとる覚悟を決めたとき、ディバインゲートを目指す長い旅路が始まるのだった。
少女は信じていた。ディバインゲートへ行けば、もう一度会うことが出来ると。だってあの日、私にはディバインゲートが見えたんだから。風の少女は棍型ドライバ【フォンシェン】を手に、ディバインゲートを目指す長い旅路を走り出したのだった。
お守りのように大切にしていた剣型ドライバ【リュミエール】が放つ光。そして、少女には見えた。その眩い光の果てのディバインゲートが。この光を辿れば、いつか。そして光の少女は、ディバインゲートを目指す旅路へと光に導かれたのだった。
少女の最古の記憶、それは目の前のディバインゲート。そして手にしていた鎌型ドライバ【アビス】から感じる懐かしさは、更に古い記憶である気がしてならなかった。その答えを知る為に、闇の少女はディバインゲートを目指す旅路を始めたのだった。
ディバインゲートが見えたかもしれない。だがそんなことは少年にとって、どうでもいい話だった。道端に転がっていた斧型ドライバ【ヤシャヒメ】を振り回す毎日。無の少年がディバインゲートを目指す旅路、それはやり場のない思いの行き先だった。