久しぶりだな、クソチビ。その言葉とは裏腹に、嬉しそうな表情を浮かべるライル。うっせーよ、チャラ男。怒りながらも笑ってみせたアスル。そんな二人を、優しい瞳で見つめるアオト。三人はそれぞれの想いを胸に、教団本部へと突入するのだった。
東館に突入したミドリとオリナの前に立ち塞がった二体の第四世代自律兵器型ドライバ。きっと、あの子のアル。だったら、壊しちゃっていいよね。構える三本の棍。そして、対峙した少女達を、堕風才は別室のモニターから静かに眺めていたのだった。
北館に突入したライルを待ち伏せていた無数の教団員。さぁ、派手にいこうぜ。大剣を手にした青年は、一人、五人、十人と切り捨てていく。面倒くせぇ、いっぺんに掛かって来い。そんな叫び声に呼応するかの様に姿を見せたのは、四人の男女だった。