どの世界にも、結婚式はあるのだな。ウェディングドレスを纏った炎精王。なにも、こんな格好じゃなくたっていいじゃん。黒いタキシードを纏った炎咎甲士。ふたりとも、とっても似合ってますよ。隣で眺める聖銃士。変装は、関所を突破するために。指名手配って、面倒くさいな。そして、彼らは先へと進むのだった。
たまには、正装するにゃん。無英斧士に手渡された白いタキシード。これ、違くねーか。そう言いながらも、袖を通した。ならば我も楽しむとするか。神父へと化けた無精王。これで、会議に行くにゃん。そして出席した最高幹部会。沸き起こる歓声。いったい、なんの冗談だ。征服神は、いつまでもお腹を抱えていた。