魔界<ヘリスティア>の深い黒の森の中心に聳え立つ御城に席を構えた赤の王女、アカズキン。使役するのは自立型ドライバ【ヴォルフ】。思春期の少女は願っていた。そう、普通でいたいと。繰り返されるありきたりな、だけど楽しい日常。しかし、そんな彼女の日常は、審判の日が近づくにつれ、崩れ去っていく。
666議会により、新たな王として選出されたアカズキン。賑いを見せる黒の森。きっとこの宴が最後の宴。そう、皆気付いていた。審判の日を阻止出来ない限り、選べる未来はないと。赤の女王は玉座で待っている。自分を超えてゆく、共に審判の日に立ち向かう人間を。ドライバの【ヴォルフ・シザー】と共に。
魔界に位置した黒の森の奥深く、人知れずそびえ建った赤き城がみせた賑わい。それは新たな赤の女王が666議会により選出されたから。さぁ、生まれたばかりの赤の女王を、共に審判へと抗う仲間へと。女王は玉座でその時を待っている。