あら、珍しいなぁ。蘇生院<リヴァイア>の呼び鈴は滅多に鳴らない。慌てて白衣を纏うネクロスは楽しそうだった。死者蘇生のどこがいけないのよ。彼女の研究は糾弾され、そして教団を追放された。それが神への冒涜だと言うなら、神になっちゃえばいいのよね。そして彼女は次種族<セカンド>になったのだった。
死医者ネクロスの元に届けられたのは綺麗な顔をした男だった。そして、添えられていた一通の手紙。彼は魔物かしら。だが少し様子が違っていた。もしかしたら、竜なのかしら。ただ、そんなことは彼女にとってどうでもよかった。そして、この時彼女が蘇らせた男が、聖戦に必要不可欠な最後の欠片となるのだった。
蘇生院を訪れる者達は、いったい何を求めているのだろうか。もう一度会いたい、そんな優しい願いを叶えてくれるような、都合の良さを求めているのだろうか。永遠の眠りから目を覚ました時、そこには苦痛や恐怖、絶望しか待っていないというのに。
聖神アーサーへと、それぞれに跪く北欧の神々。大いなる希望を見つめるアーサーの手をとったロキ。さぁ、行こう、ボク達が帰るべき場所へ。そして、ロキが見上げた空には、聖なる扉<ディバインゲート>が希望を蔑むかのように浮かんでいた。
開き始めた扉からこぼれだす光。その奥には玉座があった。高みの見物とは、いい身分になったものだな。歩み寄るダンテ。だが、こうしてようやく落ち着いて話をすることが出来るな。引き抜かれた刃に映る鋭い眼光。俺が問おう、貴様の見解を。