今宵もお楽しみのショータイム。コスモは杵型ドライバ【マレット】をステッキに見立て、おどけてみせた。プラネタラウンジに流れ着いた放浪者を持て成す支配人こそが今日は主役。目にも止まらぬ速さで振られるダイス、示された6の数。生き残った6人の勝者と笑みを浮かべる支配人が、全てを物語っていた。
日夜繰り広げられるショータイム、それはただのエンターテイメント。勝者にはこの世の栄光を、敗者にはこの世の絶望を。全てを超越した多元世界のお嬢様は自分こそがルール。【マレット:セカンド】を振りかざすコスモ、今宵、支配人は支配者へ。巻き込まれたデスゲーム、ダイスが決める未来。サイは投げられた。
おーっとぉ!?四次元の扉を開き、五百の顔を持つ男、ミスター☆ディバインの、乱入だあっ!繰り出される四次元広報、次はどんなコラボを送り込んで来るのかぁっ!今、1m82cmの長身を揺らしながらぁ、リングに駆けのぼるぅー!…と思ったら、消えたっ!?転んでる!?違う!床にエルボーかましてるーうっ!
赤ぁーコーナー!情熱に燃える男、ミスター☆ディバイン2号!真っ赤なマスクに隠したクールな眼差しに、観客は皆、総立ちだぁっ!まさに、燃える男っ!あっという間に観客を、会場を、その全てを熱気の渦に包みこんだぁっ!情熱の男、まさにフェニックス!何度やられても立ち上がる不死鳥、ここに降臨だぁーっ!
青ーコーナー、冷気をまといし凍える男、ミスター☆ディバイン3号ぉー!真っ青なマスクとは裏腹の、熱い眼差しをライバルへと投げつけたっ!燃えていたはずの会場に、冷ややかな緊張が走るっ!まさに凍える男だぁっ!その姿、まるで氷の狼!フェンリルの異名は伊達じゃない!今日はどんな戦いになるんだぁっ!?
【 特番:今日のでぃばいぬ 11/26(月)午前7時55分 放送 】
今日特別ご紹介する犬は、四次元広報を名乗る、ミスター☆ディバイン軍団の看板犬、ミスター☆ディバイヌだ。ディバイヌの朝は早い。まず朝起きたらマスクをかぶせられる。これもご主人様の為。ディバイヌは昼も早い。ご主人様の職場に着くなり、女…
笑顔は少女の味方だった。楽しいときも、悲しいときも。笑っていれば許された。だから少女は笑い続けた。その裏に本当の気持ちを隠して。だが、そんな少女が感じた光。ねぇ、私はいったい誰なの。そして光が指し示した道。それはヒカリにとって、知りたくもない、知らなくてはいけない真実へと通じていた。
自分が笑顔なら、周りは笑顔になる。だったら、自分が笑顔でいればいい。辛いときも、悲しいときも。それは幼いながらに覚えた自分を守る術。なぜ、少女がそんなことを。それは少女の両親が、本当の両親ではないと気づいていたからだった。
少女の筆先が綴る物語。その結末は終わりだった。そして、始まりだった。だが、終わりでもあった。そして、始まりでもあった。さぁ、結末は希望だろうか、絶望だろうか。終わりか、始まりか、それを君に選ばせてあげるよ、ねぇ、僕だけの王様。
いくら老い先が短くても、死ねない理由が出来てしまったのでな。ブラウンが求めたのもまた、新たな道を示してくれたひとりの王の帰還だった。そして、今度こそ彼が帰ってくる場所を、守らなければいけないのだ。そこには、戦士の魂が宿っていた。
やっぱり、私は指揮官の器じゃないみたいね。槍を構えたミレンは楽しそうだった。どうして、そんなに楽しそうなのかな。オーディンの純粋な疑問。どうしてわからないのかしら。だって、あなたを討つことが出来れば、あの人へ近づけるじゃない。