無魔将が背負っていたのは偽の一文字。そんな彼の元を訪ねて来た懐かしき弟子の無刑者。おめぇは東で何を見た。そして答えたのは誠の一文字。次に会う時は、刀を交えることになるでしょう。そりゃ、楽しみだ。そして師弟は別々の道を歩み出した。
随分と顔に似合わない悪趣味なことしてくれるじゃん。堕魔王は精参謀長ヴィヴィアンを問い詰めていた。のんびりしていたら、あっという間に時間は過ぎちゃうから。その言葉の裏には、彼女と彼だけが知る密約があった。忘れたら駄目だよ、あなたのそのかりそめの命には、限られた時間しか与えられていないことを。
続くファティマの問い。お友達はみんな、女王ではないあなたの為に、いえ、あなた達の為に奮闘しているようですが、どのようにお考えなのでしょうか。だが、それでもユカリの顔色が変わることはなかった。私にも、なにも関係のない話でしょう。