ちょっとだけ、昔話をしてもいいかな。子供の頃のお兄ちゃん、夜になるまで絶対に帰って来なかったの。やっと帰って来たと思ったら全身傷だらけで、次は絶対に勝つんだって、アイツを止められるのは俺だけだって、いつも嬉しそうに笑ってたんだ。
小さかった妹ちゃんはお家でお留守番、それでいつも三人一緒に遊んでたの。一人だけ、生まれた世界や種族が違うからって白い目で見られる度に、本人よりも先に喧嘩ふっかけちゃうもんだから、ほんと毎日が大変だった。でも、とても楽しかったな。
右手で弾くレバー。そのまま、左、中、右の順番に押される赤いボタン。左下に止まったチェリーが、微かな希望。よし、次で。再び弾くレバー。その瞬間、大当たりを告げる音が鳴り響く。これだから、止められないんだ。そんな青年にそっと声をかける。人生のギャンブルを始めましょう。ダストは勝者か敗者か。
ゴミクズみたいな毎日に、飽き飽きしてたんだよね。ダストは生まれ変わった自分に惚れ惚れしていた。だが、気付かない、その心と体が蝕まれていくことに。悪魔で構わないさ、俺は、勝ったんだ。そうだよ、君は勝者だ。一人の人生は敗者になり、もう一人の人生は勝者に。彼にとって、負けることが勝つことだった。
人によっては、新たな血に飲み込まれることを望んでいた。今までの自分にさよならを告げ、これからの自分におはようを告げる。それは終わりが始まりであるのと同意義であり、喜ばしいこと。何が悪で何が正義か、それは本人が決めることだから。
黒い翼の悲しきセカンド、グリュプスぼんだぼん。左肩の数字はプロトタイプの証で一番最初のセカンドなんだぼん。刻の狭間でとある神様と一緒にいることがあるぼん。決めゼリフは「セカンドの悲しみがわかるぼん?」だぼん。実はハティとかいう氷の狼がライバルらしいぼん。なにがあったかは察して欲しいぼーん。
クリスマスがお仕事の聖女、イヴぼんだぼん。皆さん、家の兄を知りませんかぼん。なんかふらふら出かけたきり、ちっとも帰ってこないから心配してるんだぼん。きっと、友達想いだからあちこち行ってると思うぼん。と、思ってたら煙突から兄が帰ってきたぼん。これで一緒にお仕事出来るからとても嬉しいぼーん。
魔界の幻奏者、ファティマぼんだぼん。六色の女王とか従えてるからとっても偉いんだぼん。いまの魔女王が小さいから、代わりに魔界を頑張って統治してるんだぼん。あの娘、意外とわがままだから手を焼いてるのは秘密ぼん。なにやら裏で色々と悪いことを画策してるようだけど、本当は純粋で一途な女なんだぼーん。
金ピカ原初の機体、オリジンぼんだぼん。長い間眠ってたけど、目覚めよく起きたぼん。起きた訳は、偽者の機体がでしゃばってたからだぼん。あいつ、飛べもしないなんてカッコ悪いぼん。やっぱり金色ピッカピカの私の方が強くて綺麗でカッコ良いぼん。カッコ良く創ってくれたマスターに大感謝してるんだぼーん。
研究所に囚われた炎の拘束獣、ヨウコウぼんだぼん。ある実験の被験体として拘束されていたぼん。だけど、そんな中、とっても優しくしてくれた人がいたんだぼん。実験のトラブルで逃げたあとは、優しくしてくれたあの人のために、その人の息子へ言葉を伝えに行ったんだぼん。息子を探して五千九百里だぼーん。
とある凄惨な事件の生存者で評議会に保護されたのがルリぼんだぼん。聖なる夜に起きた大事件を目撃したんだぼん。それはもう酷い出来事で、いまもトラウマだぼん。なんか、担当の人が職務放棄したトラブルを利用して逃げてきたぼん。そして旧知の人の下へ逃げたら、なんとそこには犯人っぽい人がいたんだぼーん。