人間が全てを惑わす。私達は、私達の世界で生まれ、生き、そして死ぬべきなの。そう、人間は全ての元凶なのよ。その想いを捻じれていると言った者もいた。だが、それは自然なことであると言った者もいた。これは裏切りなんかじゃありませんから。
ミスターの暴挙を止めるべきだろうか。それとも、野放しにすべきだろうか。ミスターが目指す明日とは。だが、そこにユーザーの興味はなかった。頑張れ、ミスター☆ディバイン。負けるな、ミスター☆ディバイン。さよなら、ミスター☆ディバイン。
ベオウルフと共に現れた六人の画神。彼らは立派に戦った。そう、いい駒だったよ。そう言い放ったのはレオナルド。誰のことを言ってるんだ。怒りで顔を歪ませたアカネ。だが、事実として、アカネたちの体力は先の戦いで消耗されていたのだった。
フィンセントが地面へと放った弾丸。だが次の瞬間、弾丸はアオトのすぐ後ろから現れた。間一髪、かすかに血が滲む。下へ放たれたという現実が、次の瞬間、背後から放たれたという未来へと塗り替えられる。安心して、楽に死なせてあげるから。
ドライバを握りなおすアカネたち。だが、次の瞬間、ドライバは地面へと突き刺さっていた。この程度のこと、私にはなんの造作もない。サルバドールが浮かべたいやらしい笑み。そしてまた、六聖人であるイージスも表情ひとつ変えてはいなかった。
絶対防盾アマルテイア、展開。イージスの言葉に呼応する大きな盾。その盾はすべてを守る盾であり、未来を描き変えることなど許さない絶対の盾。お前たちは逃げる準備をするんだ。だが、その言葉に素直に従うことの出来ないアカネたちがいた。