あなたは取引材料だから。はだけた衣服、繋がれた手錠、それでも堕風才を睨み付けたのは永久竜。光届かない教団の地下牢、評議会を抜け、教団に身をおいたラプラスは少し退屈そうにしていた。哀れね、あんな裏切りの道化竜の為にここまでするなんて。鋭さを増した睨む眼光。もうすぐね、世界に完全が訪れるのよ。
魔物でありながら天界にその身を置いたカルネアデスは聖光才として受け入れられていた。だが、それはごく一部の間でだけ。彼女は、敵だ。歪な平和が崩れた天界に蔓延る無数の雑言。そして彼女を傍に置くと決めた光妖精王に突きつけられたひとつの報告書。彼女は、眠りから醒めた一人の男と繋がっていたのだった。
ギンジが探し続けていたのは神界への進攻手段。だが、もはやギンジはひとりではなかった。近くに神がいるのを忘れるんじゃない。手を差し伸べたギルガメッシュ。そして、ふたりが目指した場所。共に行こうじゃないか、神へと抗ったかつての塔へ。
評議会により、立ち入り禁止区域に指定されていた塔の跡地へと足を踏み入れたふたり。やっぱり、来てくれたんだね。その言葉はふたりのものではなかった。お前にだけは、会いたくなかったんだがな。そう答えたのは、ギルガメッシュだった。